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「心が楽になるあがり症改善のための『ダメを肯定するワーク』」

動画紹介(文字起こし全文掲載)

今日ご紹介する動画は、「心が楽になるあがり症改善のための『ダメを肯定するワーク』」です。

あがり症の人が楽になるためのワークです。

いや~ダメな自分っていいもんですね。

(※2020年5月29日投稿動画)

自分に厳しいあがり症

今日はあがり症の方のマインドセットっていうんでしょうかね、心が楽になる、それで自宅でできるようなワークをお伝えしたいなと思います。

あがり症の方は、非常に理想が高い人が多いです。

こうありたい、人前でこういう風に立派に喋りたいとか、ハキハキ喋りたい、緊張せずにリラックスして、「ああ佐藤さんって素晴らしい~」とまでは言われなくても、最低限、普通に喋れたら良いっていうことで、こういう風に喋りたい。

逆に言うと、それができない時は、すごいがっかりというか恥ずかしい。

あがってはならないんですよ。

だから、あがっている自分は許せない。

あがってはならないから、そのために練習したり、そのためにどうすれば良いかって考えたりしていくわけなんですね。

そういう意味では、非常に自分に厳しい人と思います。

自分に厳しくないあがり症の方は非常に少ないというか、あがり症の仕組みから言うと、自分に厳しくない人はあがり症になりづらいというか、ならないかもしれない。

そういう人でも緊張したりするけども、それは単なる緊張で、ああ緊張しちゃった、終わり、以上、くらいなんですよね。

あがり症=自分に厳しい。

かくあらねばならない、かくあるべきっていう人が、非常に多いです。

で、そういった人は、やっぱり人前で失敗したりすると、また震えちゃったとかね、すごい落ち込むんですよね。

理想が高いから落ち込むレベルも、もうビルの五階くらいから落ちる感じ。

逆に理想が低いというか、たいして、どうでもいいやくらいで生きてる人っていうのは、ビルの5階じゃなくて、その辺の階段の一段目くらいからヒョイって落ちたくらいで、イテテ、まぁいっか、くらいで終わっちゃう。

こんなもんなんですね。

皆さんね、ビルの上からね、ここの世界(※手で上を指し示す)に求めすぎるがゆえに辛くなっちゃうわけなんですよ。

ただ、ここの世界にいるためには、相当な能力がいる、スキルがいるということで、話し方を学んだり、あがらないテクニックを学んだり、それでも維持できないっていうときは、見せかけのここでもいいです。

あがってないフリを演じて、ここの5階のステージで、ずっとね、立派なとこで演じ続ける。

ところがそれってね、本当の自分じゃない。

頑張って背伸びして、ようやくこう、足がプルプル震えそうなくらいでそこにいる感じなんで、東大の最下位みたいなもんですよ。

世界観でいうと。

劣等感の塊で生きている。

そうじゃなくて、本当の人生的な意味でいうと、この5階っていうのは、本来自分のステージじゃないんで、1階にいてもいいや、2階にいてもいいやっていう風に思えたら楽になる。

ダメを肯定するワーク

じゃあ、そのためにどうしたら良いか。

ちょっと長くなりましたけども、ワーク的なものをやっていきたいと思います。

真似してほしいんですよ、真似。

ちょっと私がやっていきますんで、ちょっとやってみますね。

私が、あがり症で今は悩んでないんですけど、当事者で散々悩みぬいた人間なんで、昔モードに戻ります。

今日、人前で声震えちゃって、例えば、この撮影みたいな感じで、震えて最悪な結果になりました。

今日家に帰りました。

夜です。

一人、部屋にいます。

以前。

以前モード、最初はやりますね。

「ああ、またやっちゃったよ

もうダメだ俺

会社辞めようかな

もうダメだ、あそこにもういられないや

もう、あいつに軽蔑されてるんじゃないかな

ダメだ俺、もう本当に・・・」

これ、以前の私です。

今の私。

もし同じこと起こったらどうするか。

今日、撮影で失敗しました。

撮影してたら、どもっちゃって、失敗しちゃったんですっていう風になったとします。

家に帰りました。

以前はこっちの世界にいたんだけど、今はこっちの世界にいるから、どういう風にやるかっていうと、

「ああ、やっちゃった

ダメだ

まあ、けど俺あがり症だしな

まあいっか

あがるよな

そりゃあがり症だし

人前だし

しょうがないか

恥ずかしかったなぁ

まぁいっか

もういいや

しょうがない

寝よう

グー・・・」

何言いたいかっていうと、かつての私は許してないんですよ。

あがってはならない。

今の私は許してる。

ただそれだけ。

で、どういう風にやっていけば良いかっていうのを、こっちモードで色々喋っていきますんで、それを本当に言葉だけじゃなくて、感情もついていくくらいに喋れたら楽になると思います。

ちょっとやっていきましょうかね、試しに。

「緊張しちゃった・・・

けど、緊張していっか・・・

あがるよね

あがり症だしね

あ~あ、やっちゃった

震えちゃったし、恥ずかしかった・・・

けど、震えるよね

震えちゃうよね

ダメでもいっか

もうしょうがないや

あがるしかないしなあ

あがり症なんだし

人よりあがるんだし

あがるよね

あ~あ、恥ずかしかったなあ

傷ついたよね

まあいっか

しょうがないよ」

はい、ちょっと適当にやってみました。

あの~、これやると落ち込む人もいます。

けど、あえて言わせてもらいます。

落ち込んで良いんですよ。

あがったって良いんですよ。

誰が、あがっちゃならないって決めたんでしょうかね。

世の中にそんなルールあるんでしょうか。

あがってはならない。

緊張してはならない。

本当にそうなんでしょうかね。

誰かに言われたんですか?

あがっちゃならないって。

いや、だってあがるの格好悪いでしょって言うかもしれません。

そうかもしれませんよね。

けど、それ、実際に誰かにあがって格好悪いって言われたんですか?って言うと、言われてないっていう風に返ってくる。

誰かに言われたことあるんですか?

―——いや、特にないんですけどって。

なんでそういう風に思うんですか?

なんか書いてたんですか?

―——だってそうでしょ、あがるの恥ずかしいでしょ

誰が決めたんですか?

他に思ってる人っていると思います?

―——いや、絶対そうでしょ

いや、本当に?

例えばAさん、Bさんって、あがって格好悪いと思ってるって思います?って。

こんな感じで追い詰めてくっていうのは変ですけど、

本当に?

本当に?

本当にあがっちゃダメなんですか?

本当にあがっちゃ?

なんで?

っていう風にやっていくと、理由がないことが多いんですよ。

自分のものの見方で見た、あがってはならないっていうルールに従って、規律に従って、自分を永遠に裁判、自分裁判をやり続けているだけなんですよ。

5階ステージの裁判所で、毎日毎日、自分を突き落として、突き落として、自分を傷つけている。

だったら、1階のステージで、まあいっかとかっていう感じで、1階にいる自分を許してあげる。

感情を許し、感じ尽くすこと

もう一回言いますよ。

あがり症っていうのは、当たり前の話ですが、あがり症ってのは、あがりやすいんですよ。

人よりも。

それを、あがらないようにっていう無茶苦茶な、ある種、無茶苦茶な基準で求めるから、こんだけ苦しいんですよ。

あがっていいんですよ。

誰が決めたの?

あがり症なんだから、あがらないようにっていうのは、あがり症の専門家の私から言わせてみれば、そんなあまりにもハードル高いのを自分に求めるのは、本当につらいですよ。

あがっていいんですよ。

あがりを許せるかどうか。

失敗しちゃった自分を許せないかもしれないけども、それは落ち込むのはきっちり落ち込めばいい。

恥ずかしかったなって、きちんと恥ずかしがればいい。

ただそれを、感情をしっかり、その時に落ち込んだり、恥ずかしいって思い切れば引きずらないんですよ。

あがり症の人は、あがっちゃならない、あがっちゃならないって自分をダメ出しして、感情があがって失敗して落ち込むだけじゃなくて、そんな自分を責めることで、二重に苦しんでそれがずっと続く。

だから感情を引きずる。

そうじゃなくて、一回しっかり落ち込めば、しっかり悲しめば、明日には気持ちが軽くなっている。

これが本来の感情の仕組みなんです。

だから、きっちり感情を感じ尽くし切ることによって、流れていく。

そういう一種、喪の作業、喪っていうのは、喪中、葬式で喪中とかあると思うんですけど、ネガティブなことは、しっかり喪の作業が必要なんですよ。

ネガティブに落ち込んだら、きっちりそれだけの落ち込むことを味わい切ることによって、人は回復の方に行く。

同じようにやっていくっていうことが大事なんですね。

だから5階にいるステージで許さないんじゃなくて、1階に落ちてしまった自分を許せるかどうか。

あがっても良い、あがるよね、緊張したよねって、自分を許すワークを家に帰って失敗したときとか、やってみてはいかがでしょうか。

はい、今日は以上になります。

ありがとうございました。

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