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バーベキューはミート厳禁!?

マーケティングの世界で、SNSとは大海のようなもの。我々はその海に飛び込み、時には穏やかな波に乗り、時には予想外の高波に直面する。その波に対し、どのように対応するかが、我々のブランドを育てていくこととなる。
今回はそんなお話を夏らしくお贈りしよう。今日も暑いね。

今回は"永遠のファールボール"というマーケティング戦略を提案しようと思う。SNSにおける投稿に対する反応は、必ずしも正面から打ち返す必要はない。事実、直接的な反応は反対の反応を引き起こす可能性がある。いわゆる炎上というやつだ。あれは見ているだけでも辛い。なのにどんどん引き込まれていく不思議な炎だよまったく。本来SNSでは、バトルのようなやり取りをする場所ではなく、人々とつながり、共感を生み出すためのパーティーの場なんだよ。

想像してみてほしい、友達と楽しいバーベキューの最中、突然知らない人がクレームを言い始めたらどうする? ガツンと反論すると、場の空気が凍りついちゃう。だから、笑顔で「ありがとう、それいい意見だね!」と答える。こうすれば、その場のテンションを下げずに済む。これがSNSでの「永遠のファールボール」テクニックさ。バーベキューコンロに薪をガンガン放り込みせっかくのお肉がススだらけになってしまうのは誰も望んでいない。

具体的な例として、あるアパレルブランドがあるんだ。彼らは、自分たちの商品に対する辛辣なコメントに対して、その人のプロフィールを見て、趣味や興味に合わせたコメントを返すんだよ。例えば、「あなたのハイキングの写真、素晴らしいですね! 山登りに最適な新商品を開発中なので、お楽しみに!」なんてね。そうすることで、ネガティブな空気をポジティブに変えている。

これが、SNSでの「永遠のファールボール」戦略。相手の攻撃に対して、まともに打ち返すのではなく、軽くチップでベクトルを変えて、お互いに楽しい空間を作り上げるんだ。実際、このアプローチは、ブランドとフォロワーとの信頼を深め、長期的な関係を築く基盤となることも多い。だから、SNSをただの広告媒体として使うのではなく、人々とのつながりを深め、ファンとしての愛着を育てる道具として活用しよう。そのための第一歩が、この「永遠のファールボール」戦略なんだよ。

何よりこの方法の一番良いところは、ずっと打席に立っていられるってことさ。
ただ、熱中症にはマジで気をつけないといけないよ。

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