本日の挑戦と反省

まったく八王子は寒くて寒くて。南米から帰国してからというもの、飲み会が続いたせいもあって風邪気味が続いていたもんだから、今日みたいな寒い一日は部屋にこもって仕事をこなすのが一番。なんて考えは、朝6時半に起床してから毛頭なくて、7時にはランニングに出かけていた。もちろん寒かった。それでも今日は、最近は割とブルーな日が続いている久々の日本生活の中で、今日はそこそこ刺激的な一日だったな。

東京・八王子出身のぼくは、ここからさらに田舎へ行こうと岐阜への移住を企てているんだけど、今朝、川沿いをランニングしながら眺めた景色は、その選択を揺るがしかねないくらい田舎だった。とはいえ、岐阜にはいくんだけれど。

思えばこの川での思い出はたくさんあって、一番は秘密基地。砂防用のブロックの下にできた空間に、近所から窃盗してきたカーペットやござを敷いて、午後8時くらいまで遊んでた。じめっとした暗い横穴にみんなで寝そべって、こもった空気を吸ったり吐いたりするだけで楽しかった記憶がある。対岸には、大きな穴が空いた砂岩の岸があって、その穴に溜まった水が太陽で温められるから「温泉だ〜」なんて言って、パンツ一丁でよく浸かっていた。

別の基地として使っていた水路は、立ち入り禁止になっていた。もっとも、ぼくが小学生だった20年くらい前も立ち入り禁止だったんだろうけど。ドブネズミみたいにこのギイと音を立てて開く鉄板の扉の中に入って、近所からパクってきた雑誌を燃やしたり、その焚き火で先端を炭化させた枝で、仲間のルールを壁に書いたりしていた。今考えれば、よく一酸化炭素中毒にならなかったなと思う。当時は何でも炙った方がうまいと思って、うまい棒やらなんやら全部焚き火で炙って食べていたっけ。まあ何でも炙った方がうまいよ、今でも。

そんな過去を懐かしみながら心は後ろ向き、視線は前向きなランニングを終えて少し筋トレ。さっとシャワーを浴びて、白飯、納豆、卵、ひじき、味噌汁という完璧な朝食を食べる。完食する頃でもまだ8時半。出だしは順調だ。だけど、流石にランニングのあと飯を食べて眠くなった。ソファでうとうとしてしまった。

眠気を我慢しながら、外注されているインタビュー記事の作成。昼前には終わるはずだったけど、なんだかんだで午後2時になってしまった。これは音声だけもらって記事に仕立てるって仕事だったけれど、音声が聞き取りにくいの何の。取材対象が話してるのにインタビュアーが発言をかぶせたりするもんだから、今後この手の依頼を受けるときには考えなくちゃ。ただ、ぼくに仕事を選んでいる余裕なんてないのだ、今のところは。仕事は仕事。きっちり自分で納得のいくクオリティーには仕上がったと思う。

そうだ、今日は美容院にも行ったんだった。夕方4時に予約していた。何でかって、正月に祖母の家に行くのに、髪伸ばしっぱなしのヒゲボーボーだと絶対に怒られるから。さらに、生まれてこのかた28年間、一度もやったことのないパーマに挑んだ。こっちは初めてだし、どうしたいか聞かれても正直よく分からない。カタログを見ながらお兄さんと方向性をある程度決めて、いざカット。

お兄さんの地元が非常にぼくの家から近く、地元トークですっかり盛り上がって、タオルで頭をぐるぐる巻いてアラブの石油王みたいな風貌(まだヒゲを剃ってなかった)を楽しみつつ、出来あがってみればさあ大変。全く別人の自分にそわそわ。ぼくはてっきりカタログのイケメンが出来上がると思っていたけれど、なるほどそうはいかないらしい。鏡に映るのはIT企業にたまにいる意識だけ高い系のアラサー男だった。そりゃそうか。慣れないことはするもんじゃないなと反省。これほど早く髪が伸びてほしい願ったのは初めてだ。

いやはや、忙しい一日だったけれど、まだまだできることはたくさんある。仕事でも探すか。そうだ、noteにも仕事依頼用の記事を立てておこう。

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