亀井聖矢 ピアノコンチェルト@三重県文化会館
12月4日(日)、三重県文化会館で行われた亀井聖矢くん×太田弦マエストロ×新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました。
亀井くんのラフマニノフ3番、新日本フィルのチャイコフスキー5番、とっても良かった👏
タイトル亀井聖矢コンチェルトだけど、
✈️→🚋→🚃→🎹→🏨→🚢→✈️という移動手段の関係でプチ旅行みたいだったので今回は私の旅日記みたいなnoteです😅
亀井くんの感想は目次からどうぞ!!
~関空経由で三重へ~
今回のコンサートの会場は三重県!セントレアからかな?と思いまずは飛行機検索、そして電車も…
う~ん🤔ちょっと時間が微妙??
関空経由はどうだろう…と検索したら。意外とありかも!ということで、今回は関空経由で三重県へ。
地元空港~関空~特急ラピートβで難波まで!
ちなみにラピートβはネット予約するとレギュラーシート価格でスーパーシートに乗れるのでネット予約がオススメです👍3列シートだからめちゃくちゃ広々快適🥰
難波駅で名古屋行きの特急火の鳥に乗り換え!
天むす買って乗り込むと鶴橋からはノンストップで津駅へ。気づいたら奈良県通り過ぎてた🤣
今回はブロンフマンさんと、ソンジンさん(2つ)のラフ3をBGMにハードル上げまくって三重県に向かいましたよ😆
ホテルが駅直結みたいなところだったので荷物を預けて会場に向かいました。
駅からのタクシーの中にご自由にお持ち下さいと書かれたポチ袋が…
女性の乗務員さんにお話を聞いたら、昔集めていた千代紙がたくさんあってもったいないから作って置いてますと🤗
たまたま乗ったタクシーでハッピーをいただいて🍀会場へ向かいました。
~三重県文化会館~
だいぶはやく着いたので、館内(?)のカフェでのんびりと過ごしました。
いよいよ開館。
1年半前このステージでコンサートをした亀井くん。(とっても贅沢なホールの使い方😅)
1年半後ここでコンチェルトやるなんてカッコよすぎる!しかも凱旋コンサートになるとは👏
館長さんに👏👏👏👏👏
おかげで私も初三重県\(^o^)/
ありがとうございます😊
~ヴォカリーズ~
ピアノ曲のヴォカリーズはラフマニノフ作品の中で1番好きかな~と思うくらい大好きな曲です。
出会ったのはオケ版の方が先だけど、生オケで聴くのはたぶん初めてでとっても楽しみにしていました。
とても美しい音色、チェロのピチカートの優しい音色が印象的でした……が。
実はそれ以外のこと全然覚えていないんです💦(なぜなのかはこの後の感想をお読みいただければ分かるかも😅)
あ、覚えていることと言えば太田マエストロが写真よりもっと若々しくてびっくり😊
~ラフマニノフピアノコンチェルト第3番~
亀井くんの生ラフ3を聴くのは3回目。
亀井くんが公演で演奏したのは今回で6回目かな?
言った方の感想読むと毎回今までで1番!!!と書かれる亀井くんのラフ3。
初の代役をやりきった亀井くんのラフ3が今のところNo.1ラフ3のよう😆
さぁて、本日のラフ3は……
髪を切ってさっぱりとした印象になった亀井くんと
にこやかな太田マエストロ登場。
亀井くんは会場を見渡す感じで…
その様子が余裕のある感じがして(本当はドキドキしてるのかもしれないけど🤣)、ロンティボーで第1位を獲得して今まで以上に自信を持って演奏できるんじゃないかなぁと始まる前から何故か私が誇らしい気持ちに😊
冒頭のピアノの音は予想していた音よりも硬質で、意志の強さを感じる音色。(いつもはほんの少し柔らかさのある音のような気が)
ここの表現に1番苦悶するんでしょうねと話してたけど、今はどう感じているのかしら。
正直亀井くんのコンチェルト聴けることが嬉しすぎて…木曜日くらいから想像してはウルッとするかなりヤバい状況で😂
気を抜いたら泣いてしまう気がしていたので、気合を入れて(?)聴きました笑
1楽章ではいつもは歌ってくるから心を持っていかれる感じがしてるけれど、今回はそうではなくて開放された圧倒的な存在感のピアノ。(めっちゃ歌ってるつもりだったのに…だったらごめんなさい🙏)
ハンカチを握りしめて、その迫力を受け止めていました。
あまりにピアノが鳴るもんだから(私の座っていた位置のせいでもあるけれど)実は木管の音が完全に埋もれてしまう場面も…(オケは木管を聴きがちな私の耳)
泣いたら感想がかけなくなることが分かっていたので泣かないためにとにかく全身に力を入れて聴いていました。
いつも全身全霊で演奏していると感じるけれど、今日の1楽章のあの和音だらけ(真っ黒楽譜の所)での気迫のこもった演奏でド肝を抜かれ全身がさらに硬直…
亀井くんの音とその気迫を受け止めるのに必死💦
カデンツァでは歌いすぎす、でも心をかき乱してくるような熱さを感じて感動。
ここで音をスパッと切ってくるのか!という潔いい部分が見えたり、無理に歌うこともなくだからといってあっさり通り過ぎている訳ではなく。
今まで亀井くんのラフ3で感じたことのない何かがあって…(ごめんなさい語彙力なくて表現しきれない💦)
隣ではすでに鼻をすする音が…
あぁ、幸せだなぁ…とあの懐かしむようなメロディを聴きながらホッと…
主題が戻ってくると、本当に今までと違うことをさらに実感。熱くかき乱された感情を無にされる、なんとも言えない感覚を味わいました。
2楽章の初めは亀井くんはいつも結構オケを見てる印象があるんだけど、今回はオケをそんなに見てる感じがなく亀井くんも演奏の中に入っていくように思いを巡らせているよう(に見えた)。
さっきは演奏する姿に気持ちを持っていかれた感があったので、もう音だけ聴こう…と謎の決意をして聴き始めた2楽章。(これがいけなかった😑)
オケの音色をゆったりと感じ…そしてピアノが入り。
目を閉じて聴く亀井くんのピアノは……
切なすぎて切なすぎて…うるうるしてしまい😢
いかん!泣いてしまう!泣きたくないと思って亀井くんを見る👀そして持ちこたえる。を4回ほど繰り返す💦(私なにやってんの?状態です)
美しい亀井くんの音色に何度も召されそうになる✨
そしてこれを書きながら思い出してまたうるうるしてる。
絶望や希望を行ったり来たりするラフ3の音楽が、亀井くんのピアノから伝わってきて、2楽章では泣くのを必死に堪えました…でも堪えきれてなかったんですよね。
2楽章から3楽章のアタッカは本当にかっこいいから絶対に聴きたいと思っていたのに…記憶が曖昧で😮💨
オケとピッタリあったことしか覚えていなくて…
始まった3楽章はすごい弾きっぷりで、隣に座っていたおじ様も椅子に座り直して食い入るように見ていることが感じられました。
あーいい音だな~3楽章に入るとさらにピアノが鳴ってる感じもして本当に圧巻。
亀井くんのコンチェルトってオケに合わせようとしてるな~という印象を持つことがたまにあるんだけど、今回はそんな感じを受けなかった。
1楽章で感じた開放された感じのある亀井くんの演奏。オケを信じて亀井くんが表現したいものを演奏しているように全体を通して感じられて、聴いていて本当に幸せだった。
3楽章では私も色々考えずに(泣きたくないとか)素直に聴こうと思いました。
そうしたらもうダメでした。泣けて泣けて…
肩震わせて泣き出した自分にびっくり😟
だから、はい感想はここまでです。
たぶんいつものように、まくってまくってオケとバトルするかのようなフィナーレを迎えたはず。
もちろん音は聴こえていたし、凄かったって印象は残っています。
亀井くんが笑顔で終えられたかは分からなかったけれど(自分がそれどころじゃなかった💦)、とても素晴らしいラフ3でした。
拍手と同時に久々に生でブラボーの声が🥹
私はもちろん亀井くんの演奏が元々好きだから素晴らしかったと感じるのは当然のような気もするの。
あのブラボーのおじ様が亀井くんのファンかどうかは分からないけれど、ブラボーが聞けて素直に嬉しかった。(声出し解禁だったかどうかは知りませんが😅)
カーテンコール3回目で☝こうして(アンコール1曲弾きますと)ピアノへ。
安定の柔らかく美しいラ·カンパネラ。
あの激情のラフ3を弾いたあととは思えない演奏。今回のラフ3は抜け殻感が凄すぎて、前半はほぼ放心状態で聴いていました😅
後半の美しいだけではないカンパネラ。本当に亀井くんのカンパネラはすごい。
前回聴いたカンパネラは自由だなぁ~って感じたけど、今回は自由というより慈愛に満ちた優しいカンパネラ。沁みました💞
アンコール後もカーテンコール2回。
最後は袖で珍しく両手バイバイ👋👋をしてくれた亀井くん。不意打ちすぎて返せなかった🤣
そういえば両手バイバイの亀井くんがめちゃくちゃ笑顔で嬉しかったなぁ💚
いつもコンチェルトの後の亀井くんって退場の時とかは口を真一文字にして、笑顔にならないようにキリッとしてる印象があるから…
1、2楽章で泣かまいと全身に力を入れて聴いていた私。休憩に入ると身体中バキバキでした😱
このダラダラとした感想…要約するとこうです🤭⬇
休憩の時、隣のご夫婦が「凄かったね~」とお話しされていたのが嬉しかったな😊
No.1ラフ3を更新した12/4でした💚✨
~チャイコフスキーシンフォニー5番~
小柄な太田マエストロこの壮大なシンフォニーをどう表現するのかしら?
前半はピアノで隠れていたので気づかなかったのですが、マエストロが指揮台に上がった瞬間、あ!ルブタン🤩と目がいっちゃいました。
1楽章のヴァイオリンが、歌うところではにこやかに楽しそうで、今にも歌い出してしまいそうな指揮。歌ってないけど踊ってたな~🤗
熱演のマエストロ、1楽章終わりですでに汗だくでした。(亀井くんが羨ましいって思っちゃうアレです🤭)
ダイナミックな指揮で、途中飛び跳ねるようなところもあり、のだめの片平さんがよぎる(千秋と指揮者コンクールに出ていた日本人)。
おお!リアル片平さん。終楽章では完全に跳ねていて見ていて気持ちが良かった。
BGMとかで流してる感じでちゃんと聴いてなかったから、こんなにこの曲はクラリネットが大活躍する曲なのねとか、チューバの存在感とか…
でもやっぱり私はオーボエが好き💚
マエストロの右側からはっきり見えるオーボエをガン見していました🤣
そして今回ストリングスではビオラの音に癒されまくった。弦は温かい雰囲気の音色を持つビオラが好き💚
音とは関係ないけど、ビオラ首席の中さん(たぶん)の弓の毛が切れて…しばらくそのまま演奏されていましたがそれをササッと処理する所に萌える自分がいました🤩
もちろん全体の演奏も素晴らしく、ブラームスもいいけど、やっぱりチャイコもいいね~と。
コンマスの熱い演奏もいいし、フルートも素敵だったし、とっても素敵なチャイ5でした。
この後もブラボーが聴こえて、万雷の拍手👏✨️✨👏
アンコールはチャイコフスキー/エフゲニー·オネーギンよりポロネーズ でした。
そういえば今回はコンチェルトでは亀井くんのピアノを受け止めるの必死で、珍しくオケの音追えなかったなぁ💦チャイコフスキーできちんと聴けて良かった😊
ほとんどの方が車で来られていて、たくさんの三重の方に亀井くんのピアノ聴いてもらえたんだなぁと嬉しくなりました。
~食事🍖~
今回は宿泊したホテル、全国旅行支援のおかげで半額くらいで宿泊できたのですが、朝食付きの&三重県のクーポン3000円付き。
三重県だし、出来れば松阪牛食べたいよね~と友人と話していたんですが、そのクーポンがホテルの日本食のお店で使えるということで
そして朝食。
ビュッフェかな~くらいで行ったら、肉豆腐、マグロの山かけ丼、アサリとあおさのお味噌汁、そして焼き魚などのおかずも。
ドリンクやサラダデザートなどがビュッフェ形式になっていました。デザート食べられなかった💦
めちゃくちゃしっかりな朝食に大満足。
お昼はセントレアのコメダ珈琲でブラックサンダーシロノワールを。
~セントレアへ~
帰りの飛行機はセントレアからですが、午後からの便なので駅周辺を少しだけお散歩🚶♀️
また三重県でリサイタルがありますように🙏
そして私もまた来られますようにと🤗
津駅東口から出ているバスに乗って「津なぎさまち」へ。
11:27分に乗ると12:00発の高速船に乗れます👍
この高速船もネット予約すると1割引で乗船できますよ。(決済までしてたらかもしれません)
湾内なのでほとんど揺れず(天候も悪くなかったから)あっという間にセントレアへ。45分で着きました。
便数が少ないけれど、電車乗り継いで行くよりは断然楽な気がします。船乗ると旅感増すし🤭
今回はいつもと違う空港使ったりで行く前は少しドキドキしていましたが、松阪牛も食べられたし旅行した感じがしてとっても楽しかったです。
~あとがき~
今年最後の亀井くんのコンチェルトとなったラフ3🎹
凱旋コンサートとなって本当に嬉しかった💚
年内はリサイタルやクインテット、デュオなどまだあるけれど最後のコンチェルト聴きに行けて良かったな。
いつも快く送り出してくれる家族に感謝です🙏💕︎
20歳で国際コンクールのタイトルをとった亀井くん。ここまで私たちが考えられないような努力と経験をしてきたんだろうなぁ…
きっとこれから先も大変なことがあると思うけれど、亀井くんが幸せでありますように…と願わずにはいられません。
亀井くんが楽しかったと思える演奏会。
これからもたまにその時間を共有していけたら私も幸せです💚
いつもありがとう。大好きです。