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地獄の塩谷100キロウォークへのチャレンジ!(2回目)その7

【悔しさを胸に】
お迎えの車は、もう一人の参加者を回収し、一瞬で道の駅しおやに到着。
小学校へと送ってくれる車が出るまでの間、暫く休憩していてくれとのこと。
スタッフさんたちが片づけで忙しい中、食べられないだろうと思っていた、ここのエイドのスープ餃子を食べさせてくれる。
暖かさが疲れた体に染みる。

チームミンタロのグループチャットに、リタイアを報告。悔しいかと言われれば、確かに完歩出来なかった悔しさはあるが、限界まで出し切った達成感はある。
多分69km地点の小学校でリタイアしていたら、もう少し悔しさは残っていただろう。
そういう意味では、最後の力まで出すキッカケとなってくれたえみポンに感謝だな。

送迎車に乗り、3たび玉生小学校へ。
体育館で少しだけ仮眠をとり、体力回復に努める。
目が覚めてふとグループチャットを見ると、えみポンが無事に88.9km地点を通過したという情報が。
時間は7時、あと11kmで3時間の制限。
時速4km平均なら15分の余裕を持ってゴールできる計算だが、後半の辛さは知っている。結構ギリギリになりそうだ。
ゴールしたりリタイアしたりしたミンタロの仲間と話しながら、気をもむ。あまり眠っていないのに、不思議と思ったより眠気は感じない。

結構余っているらしい焼きそばやフランクフルト、肉まんを頂き、ふと見るとまだまだイチゴが!相変わらずどんどん食べて!と言われるので、この調子だと最後まで残るか少し不安になり、少し持って行ってもいいか?確認して、えみポンの分を確保。

ミンタロチームも、最終エイドの94.7km地点を次々と出発している模様。少し差が出ているようなのは、やはりペースに少しづつバラツキがでているのか?
続いてえみポンも最終エイド通過の連絡。
あれ?結構みんなとの差が縮まっているような気がする!このペースなら楽勝か?

この頃には校庭にクルマを移動することもできるようなので、少し離れた駐車場へクルマを取りに行きがてら、奮闘しているえみポンも応援に行こう。
コースを車で逆走しながら、ミンタロの面々も応援しつつ、えみポンの姿を探す。
ちょうどクルマを停められそうなところの近くでえみポン発見!
ラストスパートするえみポンに、イチゴ、確保しておいたよ!と元気が出る言葉を投げかける。

校庭の隅にクルマを置くと、ちょうどミンタロチームの先行組が到着するところ。
アーミーもその中でしっかりとゴールしていた。
そして9時30分、ミンタロチームのしんがりとなったえみポンも、無事にゴール。
迎えに行ったときは数百メートルは離れていたと思われた、先行グループとほぼ同着ということから、かなり巻き返してきたということがわかる

今回、やはり1日目から明け方まで降り続いた大雨の影響で、完歩率もかなり低そうだとのこと。(その後の情報で、100km完歩率は40%ほどとのこと。実績として毎回、80%は完歩しているとのことなので、かなり低い完歩率である)
熟練組にしても、1時間以上タイムを落としてゴールしている人もいたり、途中でリタイア又は、短いコースにしてゴールする人もいたり。
かなり厳しい条件。えみポンやアーミー、初挑戦でよくゴールできたな…すごい!


えみポンはかなりのダメージを受けているようで要介護状態。僕含めた他のミンタロメンバーも、疲労困憊だ。
そして10時丁度、サンダルおじさんのゴールと共に、大会が終了するのだった。噂では彼は100kmマニア?らしく、常に半袖短パン、サンダルで参加するもよう。僕も何度も遭遇していたし、えみポンによると、休憩は長いが歩くスピードは速いので、僕と別れた後も抜きつ抜かれつを何度も繰り返していたとか。

あと一人、タイムアップ覚悟で歩いている参加者がいるようだが、まだ最終エイドを出発したばかりだということで、回収車が向かった模様。これで2023年塩谷100kmウォークが終了だ。

【祝勝会へ】

みんな、ノロノロと荷物を纏めて車に乗り込む。向かう先は、宇都宮市内のスーパー銭湯。ようやくお風呂に浸かれるのは、極楽の瞬間だ。
ある程度温まり、外気浴の椅子に座ると一瞬で記憶が飛ぶ。多少仮眠したとはいえ、殆ど寝ていないんだ。無理もない。


サッパリして昼食を食べ、宇都宮ミンタロへ移動。
元気な人は飲み始めているが、僕らは速攻、夜に備えて就寝モードへ。
えみポンは階段を自力で上がるのもままならず、後ろから押し上げてなんとかベッドへ。

死んだように爆睡し、重い足を引きずって下へ降りると宴会も最高潮。
この祝勝会だけ参加という人もおり、人数は今回最高か?
軽く30人ぐらいはおり、参加メンバーはほとんどヘトヘトの筈なのに、それを感じさせない熱気がアツい。
なんと、ミンタロ常連さんには寿司職人がおり、もうすでに出した後だったらしいが、出遅れた我々のために握ってくれた。
次々と焼かれるギョーザや焼き肉などなど、御馳走をいただきつつ、みんなと喋りながら過ごす。
応援組の中では、アーミーやえみポンはかなり心配されていた模様だったが、それに反して二人は完歩し、僕がリタイアとなったことには驚きだったそうな。

少しづつ帰るメンバーも。今日は日曜日、明日からまた仕事だという人も中にはおり、果たしてそのコンディションで仕事(しかも体力仕事)になるの??という人も。
僕も最後の方までは残ったが、もう限界。先に寝床に着いたえみポンの後を追うことにしよか。

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