波瀾万丈ベトナム&プチ韓国旅 その2
【ホーチミン到着!】
ソウルからホーチミンまでは、およそ6時間弱のフライト。
朝ごはん〜!(二回目)
離陸して早速配られた機内食は、チャーハンとパンの合わせ技。
ちゃんとコチュジャンソース付きなのは、先程のフライトと同じ。
サッサと食べて、爆睡態勢。計算通り?眠気が一気に来て、気持ちよく寝ることが出来ました。
ホーチミンには気流の乱れて激しく機体を揺らしながらの着陸。
簡単な入国審査を受けて、いよいよベトナムに入国です!
空港の到着口には沢山の出迎えが。
今までの空港と違い、到着ゲートをくぐると一気に外へ。そこにあるのはベトナムの熱気。
カフェがあったので、早速ベトナムコーヒーをいただきます。ベトナムスタイル?に習い、敢えての地べたカフェ☕️
体感では、思ったほど暑くないな〜
ホーチミンでは、お友達の会社で研修生として働いている、ヤンが街を案内してくれるとのこと。
最初は彼の住んでいる街、トゥイホアへ行こうと思いましたが、僕が旅行する時はホーチミンに滞在しているとのことで、空港に迎えに来てくれることに。
お久しぶり〜!
しっかりベトナムスタイルの時間で、空港の雰囲気観察もそろそろ飽きて来た頃にヤン登場!
久しぶりの再会を喜び、まずは宿選び。安めの所ならどこでも良いよ!とお任せしたら、でっかいスポーツ競技場がある近くのホテルへ。
付近は露店もあったりと、中々活気のあるエリアです。
冷房、窓付きでおよそ1500円。
シーツが少し破れているのは気にしない^ ^充分快適です!
シャワーを浴びて、とりあえずローカルフードを食べたい!ということ。国鉄駅まで行き、予約してあるハズの明日のダナンへのチケットを確保しておきたいことを伝えて、あとはヤンにお任せすることに。どうやら彼女の親戚が集まって、今夜のワールドカップ決勝を見るのだそう。えっ?結構遅くなるかwと思ったら、7時ぐらいだよ~と。
面白そうだし、行くことに。
とりあえず飛行機の機内食以来、全く食べていないので、お腹空いたなアピールしつつ、まずはヤンのお家にいる彼女と合流するらしい。
本日のメイン移動手段は、Grab(民間タクシー)らしい。
やってくるのを待つ間、近くの露店でドラゴンフルーツを買い、一気に降って来た雨を避けるため、露店カフェへ。
空港でもベトナムコーヒーを飲んだけど、こちらはさらに濃厚なお味で、ヤンによるとこっちの方が本来のベトナムコーヒーだそうな。
店員さんとヤンが話しながらこっちを見て笑ってるので、なんやねん?と聞いたら、日本人と結婚したいっとアピールしてるそうwww
コラコラ!
雨が降ってもすぐに止む
涼しい風は雨の予感。過ごしやすくなるから、案外ベトナムの雨は気に入りました。
ヤンのマンスリーアパート?的な所へ到着。ヤンの彼女も合流し、再びgrabで彼女の親戚宅へ。
冷製コーンポタージュ的な?ドリンク。なんならオシャレな皿に盛り付けてやれば、高級フレンチに出しても遜色ないであろうw
これが本場のバインミーか~。パリパリしていて、とても美味い!
ベトナムで食べているというプラスαの感覚を引いても、日本のバインミーより美味しいかも!
間違いなく旅行者が入り込まないであろうエリアに突入し、ヤンの彼女の親戚宅へ到着。
とりあえずここで夜ご飯を食べることになるらしく、これからヤンとバイク二人乗りで調達に走り回ることに。
雨が降ったり晴れたりする中、バイクで街を走り回るのは中々面白い^ ^
ローカル食堂でのテイクアウトや、露店などで買い出し。今夜はどうやら鍋らしい。
日本では鍋=冬のイメージがあるが、ベトナムはそうでもないようで、食堂でもかなりの人が鍋を食べているのを見かけた。
年中暑いからなのかな?
再び戻り、ミニテーブルを家の前…というか通路に出したりと進む準備。なんかデカイスピーカーがあるぞ??と思ったら、なんとまぁまぁデカイ音量で音楽を流し始める。
狭い通路とあって、音響効果はバツグンだ。他の家からもここはクラブか?というぐらいの音量で音楽が流れてくる。
流石やなぁ~^^
「モッハイバーヨーーー!!!」
の掛け声と共に宴会スタート。
鍋や炒め物などをつつきながら、ヤンの通訳も交えたりして笑い合い。言葉はわからなくても、いきなりこんな面白いことになるとは思わなかった。
ベトナムのお酒はメチャクチャ強く、ひと舐めしただけで、喉がカッと熱くなる強さに恐れをなしてほぼ呑めない^^;^^;
ノッてきたら、即席カラオケ会のスタート!
なんか、海外旅行でのカラオケ率が高い気がするのは気のせいか?→タイ編を参照🇹🇭
ちょうど持っていたハーモニカも披露^ ^
音楽は万国共通。ベトナム音楽と日本音楽がコラボする夜が更けていきます。
ベトナムのエア乾杯は、グッと小指を絡ませて!
自分も手はでかいハズだけど、オッチャンはさらにゴツい手!!
さて、肝心のサッカーの試合は22時スタート。(ヤンくーん、確か20時くらいからです~っていってたぞwww)
なんか、パソコンとスピーカーとの接続が上手くいかないみたいで、オッチャンがひとっ走り、パソコンと接続出来るスピーカーを購入!
かなりお腹一杯なのに、まだまだ魚を炙ったヤツとか、エビを干したヤツも出てくる。
エビをひたすら剥いては勧められ🦐
まるで椀子そばのよう。
ドラゴンフルーツも丸々頂き🐲
前日はほぼ寝ていないにも関わらず、0時頃までワイワイしました。
特にサッカーはどちらを応援するとかはなかったけど、3点リードされた所での諦めないクロアチアの意地の一点は良い場面だと思いました。
ボチボチ宴会もお開き。
また会おう!と固い握手を交わして、宿に向かいます。
宿に着いたらなんとかシャワー を浴びて……
即就寝ですzzz
【ホーチミン街歩き】
ゆっくり爆睡して、目覚めたのは9時ごろ。
この日は、ダナン行きの夜行列車に乗るので、それまではホーチミンをブラブラとしたい。ヤンが10時ごろに来ますねと、言っていたので多分1時間は遅れるだろうと思って、一瞬ランニングでもしようと思ったが、市街地はアホほどバイクが多いし歩道などあって無いようなものなので、宿の周りを散歩することに。
まずは昨日飲んだ、露店カフェで再びベトナムコーヒーを飲みつつ、朝の優雅なひと時。濃厚な味を楽しみながら、雑踏の雰囲気を噛みしめる。
僕のことを覚えてくれてたオバちゃんが、あっ、また来たね!と、ニコニコ笑いながらアイコンタクト。
当てもなくブラブラと。少し路地に入ると、完全にベトナムの日常に溶け込む感じ。
ダラ〜とした、ユルイ雰囲気が心を和ませる。
何か小腹を満たせるものをと探したら、生春巻きを売っていたので食べることに。
ハイッチーズ!
売り子のお姉ちゃん、カメラ向けたらノリよく笑ってくれた!
モチモチの皮と、具材のマッチが素晴らしい!
散歩も終わり、ホテル前でポーっとしていたらバイクに乗ったヤンが颯爽と登場。(1時間以上遅れで)
イカしたニーちゃん風のヤンくん!
二人でホーチミンを風のように走る💨
相変わらず凄いバイクの数。この中を走り抜けるベトナム人の運転スキルって、とても高い気がする!
少なくとも温室育ちの日本人にはムリだろな^^;
まずはサイゴン駅へ。街並みの撮影を楽しみつつ、ホーチミンからの出発点、サイゴン駅に到着。
ヤンが駅でチケットの受け取りをサポートしてくれるから、とてもありがたい………
あれ?なんかヤンの顔が曇ったぞ??
ほぉ……
予約が取れてない??
しかも満席???
もう他の列車で、座席でも良いから取り敢えずダナンへの列車は無いかと聞いても、無いらしい^^;^^;^^;
ピーンチ!!
決済はされてない(筈)なので、取り敢えず列車は諦めてバスにしようか?と。
すると駅を出たところで、ダフ屋のおばちゃんが。
一応値段を聞くと、まぁまぁボッてるらしい。
バスだと遅いし、列車の方が良いなぁと思ってそれでも良いんじゃない?とヤンに聞いてみたら、あまり良くないし、安いからバスにした方が良い。と勧められる。
ここは地元民の勧めに従った方が良いかと、取り敢えず駅を後にして、またバイクで走り出す。
すると、途中でなんとバイクが故障。
近くにイオンがあるから、そこで買い物をしてて下さいと。
チケットを取ったらまた迎えに来ます。とのこと。
しかし、ヤンくんも仕事がある筈なので、バスターミナルを検索してみたらおよそ5キロちょい。ならここから歩いても大丈夫だから、自力で行くよ!と言ったら、遠いですよーと。まぁ遠かったらgrab使うから、自分で行かせて、とここでお別れ。
そこまで興味はなかったものの、折角だからこちらのイオンも覗いてみますか~と、やはり見た目は日本と遜色ないイオンに突撃。
なぜか東北地方の写真が飾られる、ベトナムのイオン。内装だけパッと見たら、日本のイオンと変わらないが、そこを歩くのはやはりベトナム人。
騒々しさのレベルが違う^ ^
フードコートを覗くと、ドリアンアイスがあったので、食べてみることに。
タイのドリアン饅頭でも大丈夫だったけど、アイスも中々イケる。
なら、次は本物のドリアンも食べてみたいなぁとおもうが、1人には多い量しか売ってないのが手を出しづらい所。
さて、ブラブラとウォーキング開始。途中でまさかのヤンくんに遭遇!バスのチケット予約したから、間違いなくバス乗り場に行ってねと念を押された。場所を確認して、色々とありがとう!と礼を告げてウォーキング続行。
途中、パイナップルの露店を見つけて買うことに。
ベトナムはフルーツが激安かつ美味い!
単位が二つからしか売っていなかったので、こりゃ沢山食べることが出来るぞ~と、モリモリ食べていたら………
あれ、
舌が………
しびれる~~~👅
なんだ?まさか腐ってた?と、最後の方に食べた分をペッとして、水で口を濯ぐ。
しかし全く治らないので、なんだ??と思ってiPhoneで調べてみたら……
なんと、パイナップルは食べ過ぎると化学反応の一種で舌が痺れるらしい^^;
なるほど~食べ過ぎ厳禁なのね…
さて、歩いていたらスーッと涼しい風が。見上げるとヤバそうな雲が出来てるぞ!
ちょうど近くにあったローカル食堂に入り、遅めのお昼を。
コレとコレとコレ!という感じでご飯に乗せる具材を決めて、オリジナルワンプレートの完成。
食べ始めると、ドシャーーー!!!という轟音と共に激しいスコールが。
写真でも雨粒が見えるぐらいの迫力!
ナイスタイミングだったなぁと、ノンビリとお食事。
こんな雨じゃ、例え傘を持ったとしても全く役立たず。激しい雨は、雨宿りして待つのがベトナム流です。
カワイイ看板猫?が、つぶらな瞳でこちらを眺める。
スッと晴れたところで歩き始める。しかし、途中で歩道が完全冠水^^;
こりゃ流石に歩けんわ!と思い、丁度通りがかったgrabのバイタクに乗ることに。
携帯を見せて、バスターミナルまで。幾らだ?と聞くと、80千ドンだと。あれ?相場からしたら高くないか??
少し値切り、まぁ良いかと乗る。
ここからがホーチミン最後の波乱の始まり。
事の顛末を書き記します。
話の場面を少し戻り、イオンに到着してから、ダナン行きのバスに乗る前の僕の動きがこんな感じ。
黒線→徒歩移動
赤線→grabバイクタクシー
紫ペケ→トラブル発生場所
星印→最初にバスターミナルの場所だと思った場所
右上の緑旗→正しいバスターミナルの場所
行き先は東部バスターミナル。ヤンとグーグルマップを確認しながら、東部バスターミナルの場所をチェック。画像中央付近の星印が付いている場所が、ベトナム語で東部バスターミナルと出ていました。
→翻訳しても同様
イオン→星印を目指して歩くも、途中からバイタクに乗ることに。grabのバイタクを選び、オッチャンは80千ドンと。いやいや、高くね??と65千ドンまで値切る。(これでも高いと思いつつ)
しかし、途中グーグルマップでの方向とは明らかに違う方向へ行こうとする。
オイオイ!と、画面を見せて方向を指示。
星印のバスターミナルの場所に方向修正して、ここで下車。
しかし辺りにはバスターミナルどころか、バスの停留所もなし。
少し周りを歩き回っても見つからず、よくわからないままに、ネットでバスターミナルを検索。
すると、ベンタイン市場付近にもバスターミナルがあることが判明。
ここか?と思い、そちら方面へ移動。
途中でバイタクを捕まえて、30千ドンで移動。
(2度目のバイタク移動)
しかし、ベンタイン市場付近にも、長距離バスらしき姿はない。雑貨屋さんの店員さんが英語を理解したので、ダナンへバスで行きたいこと。そのターミナルはどこか?と聞いたら、なんと右上の緑旗が本当のターミナルの場所らしいことが判明。
時刻はその時16時。バスターミナルまでの距離は6キロ。ヤンくんが予約してくれているバスは17時ぐらい発。(詳しい時間は知らない)
なんとかバイタクでイケるか?と思いつつ、大通りへ歩き出したところで、声を掛けてきたベトナム人。
英語を理解し、どこから来た?どこへ行きたい?と。日本人とわかると、ワタシ日本大好き!と。バスターミナルの近くが自分の家だから、乗って行きなよ!と。
助かった〜!と思いつつ、一緒にバスターミナルへ行くことに。これが間違いの始まりだった。
フレンド!フレンド!と連呼して、日本のことを少し雑談。
走り始めて直ぐ、ちょいと写真でも撮ろうか?とiPhoneを探す…
…
……
………
あれ、無いぞ!!!
慌てて止めて貰い、落ち着いて探すもののやはり無い。
落としたとすると、恐らくバイクに乗せて貰った場所から此処までの数百メートルの間。
戻って貰おうとするも、オーケー、オーケーと言いながら、とりあえず先へ向かおうとする。
何故かと聞くとiPhoneを落としたら、まずもう戻って来ない。だからバスターミナルへ取り敢えず行こうと。
何か怪しさを感じつつ、それでも一回合流したところへ戻って探してみたい!ダメなら仕方がないから。と伝え、来た場所へようやく戻って貰うことが出来た。一方通行のため別ルート経由で。
見回すと近くには無い。もう一度、その気付いたところまで道を辿って行ってみようとしたら、もう時間が無いからここまでだ…と。
オッケー、ありがとうと別れる矢先、チップ!と。
なるほどねー………
結局移動してないし、バイタクの初乗り分ぐらいを目安に渡そうとしたら、足りない!足りない!!
え??
まさかの50万ドンを要求w(日本円、2500円相当)
そりゃ、流石に高すぎる!せいぜい時間にしたらこの間10分程度。日本人ナメんな!
強欲にも、財布の中を覗き込んで、50万ドン札があるだろう!と言ってくるも、残念でした。手持ちの財布には高額紙幣は入れてないのである。
もうコレだけしか手持ちはないんだ!(ウソw裏金はちゃんと見えないところに…)とアピールして、どうにかこの場をやり過ごす。
とりあえず冷静に。
これ、かなりヤバイ!
とりあえず、iPhoneは諦めるか…
まず、紛失届だけでも出さないと!
後はiPhoneショップへ行って代替機を買うか?
救いは日本のSIMカードは手元。新しく購入すればなんとかなるか。
こりゃ、今日はホーチミンでもう一泊して、明日飛行機でダナンへ行くかなぁと。
道をキョロキョロしながら歩き、次善の策を考える。
しかし、どのタイミングで無くしたのかが全くわからない。最初にバイクのニーちゃんと出会った時に、iPhoneを出してバスターミナルの場所を確認したのでその時に有ったのは間違いない。
無いことに気付くまでに、落とすようなタイミングがあっただろうか?
ダメ元で、交差点にいたポリスに携帯の落し物訊いてみたらやはり無く、近くの警察署を教えて貰おうとしていたら、さっきのバイクのニーちゃんが戻って来た!
なんだと思ったら、僕のiPhoneを片手に!
聞くと、バイクの膝元あたりの部分を指差し、ここに乗っていた。とのこと。
ん?
と思いつつも、受け取りサンキューと言ったら……
チップ!!
おいおい、さっき渡したし!
てかなんか怪しすぎるぞ?こいつ。
これ以上、渡したら思う壺。
とりあえず手近なカフェに飛び込み、やり過ごしたのでありました。
その後ヤンに連絡を取り、grabバイクをカフェの目の前まで手配してくれたため、無事にバスターミナルまで移動出来た。もちろん予約のバスは出てしまっていたが、再びヤンがバスの予約変更をサポートしてくれて、無事にダナン行きのバスに乗ることが出来たのだった。
【雑感】
まず、最初のgrabバイクタクシーのオッチャンは、最初に少しぼったくったものの、乗車地から本来のバスターミナルまでの移動距離を考えたら、最終的には妥当な値段設定だったと言える。
ある意味、最初に乗ったバイクタクシーで、自分が行こうとしていた場所とはズレてることに気が付かなければ、そのまま無事にバスターミナルに着くことが出来たハズであった。
→オッチャンが行こうとしていた方向と、grabで調べた金額との整合性から。
ホイアンにはなぜか、Googleマップ上、市街地の訳わからないところにダミーの東部バスターミナルがある。昔はここにターミナルがあったのだろうか?
よく見ると、記号に微妙な違いがあるものの、翻訳にかけても違いがわからない。
しかしクチコミ欄をよく見ると、偽物だ!バスは無いなど、ダミーである事を示す投稿があり、それに気づけば回避出来たであろう。
そして肝心のiPhone紛失事件。
これは残念ながら、状況からしてほぼ間違いなくバイクに乗ったどこかのタイミングでスられた可能性が高い。
まず、乗る前に話していても妙に距離が近かったり、ボディタッチもあったり、不審な点は沢山あった。
そして、返した時にココに載っていたという場所も、非常に不安定な場所。カーブすることがなければまだ解るが、少なくとも無くしたことに気が付いてから、最初の合流地点に戻るまで、何度も交差点を曲がったり、段差を乗り越えたり。
もし本当にそこにあったなら、間違いなく落ちていたに違いない。
なぜiPhoneを返しに戻って来たのか?
旅行者からiPhoneを奪うことに、少しの良心が躊躇いを見せた…というのは、その後の彼の対応からも可能性は低いと思う。
返して貰ったiPhoneを確認したら、電源が落ちている状態。電源を入れると、心配したヤンからの着信やメッセージが、連続して入っていた。
バイクのニーちゃんはこう思ったのではないか?
着信の名前を見れば、連絡の主がベトナム人ということは解る。そしてこの日本人とも日本語でやり取りしている様子…であれば、このままiPhoneを持っているのは危険かもしれない。
電話番号から、iPhoneを探す機能もあるし。
このため、まずは電源を切った。
さらに今から返しに戻って、iPhoneと引き換えにあわよくば金を巻き上げることが出来れば…
と考えて、僕にiPhoneを渡しに戻ったのでは?
一歩間違えればそのまま奪われていてもおかしくないし、そのままバイクに乗っていたらもっと危険な目にあっていた可能性も。
判断ミスをしながらも、なんとか最後に取り戻せたのもヤンの助けがあったからこそかもしれない。
ヒヤヒヤの出来事ですが、これも一つの経験として良いものであったなぁと思います。
海外での人との出会いは、勿論危険なことだけでなく、面白いことも沢山ある。恐れすぎはよくないけれど、最低限の警戒心はしっかり忘れないようにしたいところです。
波乱のホーチミン出発。
バスターミナルへ向かう途中は、夕方のラッシュと重なり猛烈な大渋滞。バイクでさえすり抜ける隙間がありません。
さらに土砂降りの雨の中をずぶ濡れになりながらホーチミン・東部バスターミナルに到着。
バスのチケット売り場で、ヤンに電話でサポートして貰いつつ無事に後続のバスチケット購入成功。
もしかしたら?と期待して乗り込んだバスは、予想通り噂の寝台バス!
まず、乗り込むと靴を脱ぐよう指示。へぇ〜、土足厳禁なんだ!
で、指定されたベッドは二階席。
取り敢えず荷物を上げて、狭い通路を塞いでしまわないよう自分の身体も上に………て、
めちゃ狭いぞ!!
当然荷物を置くようなスペースはなく、とりあえず半身を通路上に出したような状態でしがみ付いて、後から乗る人を通す。
落ち着いた所で周りをみると、通路に思いっきり荷物を置いているので、使う物を取り出したら上から手を伸ばして通路にポンッと。
少し落ち着いたけど、やっぱりベッドは狭い!
長さは160センチぐらいか?脚を曲げないと身体が収まらない。
高さは1メートル未満か。半身を起こすこともままならない^ ^
これ寝るときはまだ良いとして、日中は大変だな〜
まぁ、取り敢えずどこかでゴハン休憩もあるだろうし、そこでトイレと顔を洗うぐらいはしたいなぁ………
あれ?このバス、いつ止まるんだろう??
つづく
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