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タイ&マレーシア旅! その1

先日の予告もあったとおり、タイ&マレーシアを旅してきました!
およそ2週間、ハプニングあり、出会いありのとても濃ゆい旅となりました!
その様子をお届けします~~

【いざ出国!のはずが・・・】

今回は関空からのフライト。というのも、ちょうどピーチポイントが余っていたため、それをバンコク便で消化しようと思ったのだ。
ゆっくりと家を出て、京都からは関空特急・はるか号。貨物線を渡り歩くなかなか風変わりな特急に初乗車。ネット予約であれば比較的にお値打ちに乗車できるのもありがたい。


時間に余裕を持って関空へ。ここからはまあ慣れた手続き。
チェックインと手荷物検査、そして出国手続きを終えて、さあ後は飛行機に乗るのみ。弁当でも食べて、ゆっくりするか!

と思っていた、その時のことだった。

ふと財布…

あれ?

ない!!!!!

カバンの中を何度見ても財布の姿は見当たらず。

少なくとも出国手続きをする前に落としているっぽい。

近くの警備員さんに相談したら、インフォメーションへの直通電話を教えてくれる。

しかしそちらでも落し物で見つからない…

一応、折り返し連絡をくれるということ。

もしかしたら、空港特急の中??と、JR西日本に連絡を試みるものの、電話が繋がらないままに刻一刻と迫る搭乗開始時刻。
しかも、携帯電話の充電がうまくできない状況に陥り、このタイミングで電池もあとわずか。どうする??

フライトまであと1時間を切ったところで搭乗は断念。カウンターの係員さんに申告すると、なかなか大変な手続きが必要らしい。

まずは出国取消し。出国ゲートでパスポートを渡し、手続きをする。特に問題なく手続きは終わり、そのまま通路を逆に行けるのか?と思いきや、搭乗ゲートへと案内。どうやら簡単にはコトは運ばないようだ。

ここからはなんとクルーが3人もついて案内してくれるが、何やらタブレットを持っている。チラリと画面が見えたら、「出国取消しの手続きについて」というマニュアルを見ている。
どうやら、研修生の良い実地題材となったようだ。
一時は落胆したものの、このころになるともうこのあり得ない状況をじっくりと味わってやろうじゃないかと、肝が据わってくる。
まあ題材にもなれるのならちょっとは役立つことが出来ているということ。
先導する先輩社員→僕→残りの2人。という感じで歩く。

折しも搭乗が開始した時間、バンコクへと旅立つ客と少しだけ通路を共にして、途中から降機ゲートへのショートカットのドアを通過。

なるほど。やはり1度は出国しただけあって、もう一度入国手続きと同じルートを辿るのか。

照明も暗く落とされて、誰もいない通路を僕ら4人の隊列が整然と進む。入国ゲートや税関は一応のパスポートチェックもありつつ、スルー。
終わってみればアッサリと戻ってきました。
遠回りしてだいぶ歩かされたけど…

それでもまだ問題は解決していない。自分が歩いた道を、念のため忠実に辿りながら駅へと向かう。
そしてJR西日本・関西空港駅。
もしもここで無かったらジ・エンド。
無一文(さっき食べようとしていた弁当はある)の状態で関空に放り出されることになるので、かなり詰んでいる。旅行継続は絶望的で、交番でお金を借りて、帰宅するしか手段は残されていない。

「あのう…財布の落し物はなかったですか?」
と恐る恐る尋ねる。
その瞬間の駅員さんの目の輝きで、財布があったことを確信した。
特徴を伝える前に、駅員さんの足が棚へと向かう。

僕も駅員をやっていた側からすると、やはり特に大事な落し物などは、落とし主が見つかるとホッとするもの。その安堵の気持ちがこちらに伝わってきた瞬間だった。

ちなみに駅員さんによると、結局財布は関空駅のホームに落ちていたのを警備員さんが拾ってくれたらしい。中身も勿論無事で、ありがたや

みなさん、出国前には手荷物の最終チェック、絶対に大事ですよ!!!!!
(というか落とすな!)


一旦、空港のラウンジ的な所に落ち着いて、携帯電話の充電。
充電器を借りてチャージしたら、無事に充電ができたので、線がへたっていたのだろう。コンビニで買うことにしようか。

そして、明日の航空券をチェック。
一応、今夜のフライトも空きがあるようだが…
7万越え・・・レガシーキャリアとはいえ流石に高い。
翌日のフライトを見ると、お!!18000円と、なかなか安い。

ただし、既に予約してあるタイ国鉄寝台特急に乗るために、スワンナプーム→クルンテープアピワット(新バンコク中央駅)まで飛行機到着から2時間という、超タイトな乗り換えになりそうだが、大丈夫かな?

少し迷ったが、まあなんとかなるだろうと、翌朝の便に乗ることにして、今夜は空港の快適なベンチ(完全に横になれるし、さっき利用したラウンジのWi-Fiも使えちゃう!)で仮眠をとることにした。

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