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『くじゅろく:赤地蔵』技法の推定再現
ぼくはこのマガジンで、たびたび日本の地方札/めくり札について書き連ねてきました。あるいは抽象化が進み、あるいは塗りつぶされた艶やかな札を見ながら、失われた技法を推定するのはロマンそのものであり、分かりかけたように見えても完全には解読できない部分に、よくやきもきしたものです。
ところが、そんななかでも複数の文献に記録が残され、最近(といってもここ数十年)まで遊ばれてきたために、ほぼ解明されている稀有な技法があるのです。それが《大二》などの豆札で遊ばれた『くじゅろく』。3人遊びが基本で、かみさんと長女と3人でよくプレイしました。なんといっても、スピーディで掛け値なしに面白い!
この《大二》という48枚1セット(+ジョーカー)の札は、かつては任天堂をはじめさまざまなカルタ屋で印刷&販売されていましたた。実際トップ画に挙げたように、本の表紙にもなっているほどポピュラーだったのです。
むろん現在では絶版……と思いきや、双天至尊堂がプラスチック札で復刻してくれています。この記事を読んで気になったら、ぜひ購入して遊んでみてほしいものです。
なお冒頭、日本のカルタのついての説明が、ぼくの他の記事と重複している部分もありますが、単体記事として読めるように、あえてそのまま残しておきます。「もう知ってるよ」というかたは、その部分、読み飛ばしてもらってかまいません。
それでは、はじまりはじまり~♪
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