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5G線上のアリサ【第2章#3話】

#3話:新国家と新フォロワーとの向き合い方



【視聴時間=02:58】


「“今日の天気予報は少し早いです。私はこの人をフォローします。”これだけ?」

「はい、その一文だけです」

「で、フォロワーが100万人も増えたんかい?」

「それだけ何かいいことがあると思っているのよ」

「信頼と実績があるからな。そこらの政治家よりもすげぇんちゃうか」
平野/清水/池田/平野/井口

ツリッターVR機能搭載。

選手目線でスポーツ観戦。

安全自動運転社会。

無事故、渋滞ゼロとなって、遠隔操作手術もできる医療の進歩もすぐに当てた。

無人で効率的な農業に転換をする機会も当てて、離れた場所から楽器セッションのできる仕組みも先読みしたり、人と機械が共存をするIOTを予言した。

ドローンによる流通業やトイレ尿便健康管理、糖尿気味のロートルズは今日も機能でアドバイスを受けーーー

「―――そうじゃ、わしは肝臓が……」

「―――そうよ、血糖値が……」

「―――はぁ〜あ、体脂肪率が……」

「―――私はどこも異常がないです」
池田/平野/井口/加護

インスラグラムも発展後にリアルタイムで名所を見られ、欲しいものはすべてドローンが運んでくれる世の中になった。

作りたいものも3Dプリンターでダウンロード。

出来得る限りの遠隔操作を社会全体に行き渡らせた、八名蜂谷の政策のすべてを見抜くようにアイムソーリーは―――

「―――ことごとく言い当ててきたのですね」

「あたしみたいな低学歴のど底辺でも仕事の需要が生まれたのは、ある意味、八名蜂谷(やなはち)とアイムソーリーのおかげ。だってーーー」
加護/清水

IOTの均一化と民度全体を同時に上げるマニフェストを現実に掲げ叶え総理の座席に就いた、ネット知識と技術の義務化と統一化を果たしてくれた、総理大臣とアイムソーリーに愛利沙は感謝と尊敬リスペクトを捧げる。

「サンキュー、八名蜂谷はっちゃん!」

「アイムソーリー神様!」

「田舎舐めんな!」

「い〜や、そこまでは……」
池田/平野/井口/加護

総理と何の関連も持たない一個人が予言する日々。

池田は始め八名のことを不気味な総理と思っていたが、

「この土下座アイコンと八名の悪い顔をした蜂アイコンが日本を変えて、日本人は機械やネットと共存をした」

そして平野が

「人は人に機械は機械にだけしかできない仕事をするのがデフォルトになった」

令和時代を喜んだがーーー

「――こんな時はどうしたらいいのかしら……」

「平常心が大切です。清水先生、今日の授業内容を普通に続けてください」
清水/加護

「……そうね、それから100万人のフォロワーとみんなで向き合う!」と笑い、アイムソーリーにフォローをされたが加護の言葉で落ち着く愛利沙は、アリサのパソコン教室をいつも通り元気に開始した。


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『”Animals”perfomed by Wolves,used under license from Shutterstock』

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