【読書記録】ワークマン式「しない経営」

・一言まとめ

ワークマンへCIOとして入社した土屋氏によるワークマンの経営方式の実情を語った本

・気づき、感想

「しない経営」まさに出来る限り無駄を省き経営することは非常に重要であると感じた。ただ、その大前提となるのはすでに確固たる強みを持っていることだとも感じた。ワークマンで言えば競合がほぼいない領域で圧倒シェアと言える。

私がいる会社はいわゆる大企業でシェアも高いが、圧倒的と言えるほどでもないし、自動車に関わる部品で業界自体の先行きは非常に悩ましいものであると思っている。

ワークマンほどの「しない」を割り切って行うにはかなりの決断力が必要であると感じるが、いわゆるサラリーマン経営者にその決断ができるのかは難しいと思う。ただでさえ今降りてくる方針は全部やろうというものに近く、選択と集中はできていないと思っている。

今後自分が(小さいながらにも)組織を運営することになればその辺りのことは頭に入れながらやっていきたいと思った。

また、社長が若手社員と一緒にデータの研修を受けることには驚いた。ただ、一方で当たり前だとも感じる。技術の細かい部分まで知っている必要はないが、新入社員でも知っているレベルの技術(固有技術ではなく、汎用的な技術)を知らない上司はどのように部下を指導し、経営していくことができるのか常々疑問を持っている。

・印象に残ったフレーズ

ノルマや期限を設けずプレッシャーをかけない。

「善意型」サプライチェーン

社長が若手社員と一緒に研修を受ける。

・生活に取り込むこと

最後に紹介されていた「世界標準の経理理論」を読む。

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