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アウトドアガイドが海辺の古民家リノベする① 海辺の空き家買ってみた

2023年3月に立ち上げた、くじらのもりではアウトドア事業を展開していましたが、自分たちの拠点はなく、その季節や楽しめることを探し、海、山、、川、キャンプ場などをその時に応じてチョイスしてイベントやツアーを実施してきました。
兼ねてから自分たちの拠点が欲しいと思っていたところです。そんなことを想いながら、時には人に喋りながら、願っていると話というのは舞い込んでくるものです。
懇意にしてくれていた不動産屋さんから空き家があるというお話をいただき、今回物件取得に至りました。

海辺の空き家、ロケーションは最高

今回お話をいただいたのは、南房総市の海近くの空き家です。海まで歩いて30秒。そんなワクワクするロケーションのお家ですが、4年前の台風の影響で屋根が剥がれている、雨漏れしている、庭の草木は伸び放題などなどちょっとクセのある物件です。
浄化槽が汲み取りではない、雨漏れしている割には室内の痛みもそれまでではない、とても安く取得できそうという判断で購入に踏み切りました。

屋根は4年前の台風で剥がれています
目の前には海。これはワクワクしますね!

賃貸?自社営業?どうやって活用する?

実は自然体験・アウトドア事業以外に、これまで館山駅前の空き店舗活用事業を行なってきたこともあり、ある程度のDIYスキルを身につけております。自分で直してローコストで空き家活用事業ができないかと考えていました。
では、どうやって活用するか。館山駅前の空き店舗活用はサブリースという、賃貸物件をリノベーションしてさらに貸し出すというスキームでした。
今回は家屋なので、賃貸であれば一般の方への賃貸物件として直し貸し出すか、自分たちの事業の拠点として活用するかとても悩みました。
賃貸であれば最低限の修繕でコストを抑え活用できます。空室を回避できれば安定して収益が見込めますが大きな収益にはつながらないのと、貸してしまったら自分たちが自由に活用できなくなってしまいます。
自社物件として活用できれば、賃貸より大きな収益が見込めるのと、自分たちのアウトドア事業と組み合わせて展開できるのではないかと考えました。その代わり、賃貸よりもイニシャルコストがかかります。ある程度備品や内装にも力を入れなければなりません。

さて、皆さんがもし物件を取得したらどのような活用方法を考えますか?

この物件をくじらのもりのアウトドアベースとする

ということで、今回ご縁あって取得させてもらったこの物件は、私が妻と経営しているくじらのもりのアウトドアの拠点としてまずは運用しようと思います。
目の前の海で磯遊びをして休憩したり、休憩後はバーベキューやちょっとした活動をしてみたり。シーカヤックやSUPを置いて海へ漕ぎ出せるよう整備したり、展望デッキを作って夕日や星空を眺められるようにしたりと、妄想は膨らみます。
賃貸でなく、まずはアウトドア事業で活用してみようと思ったのも、こういった妄想が広がり、こっちのほうがワクワクするからです!
このベースを起点にアウトドア事業の幅が広げていきたいと考えています。

やることいっぱい、クセあり物件

とは言っても、やることはいっぱい。
まずは雨漏れしている屋根を塞がなければ。屋根を塞いだら、雨漏れによって傷んだ天井、壁、床のリフォーム、宿泊してもらうなら、キッチン、風呂、トイレといった水回りは現状で耐えうるのか。寝具や家電なども設置しなければならないし、何より宿泊業するなら許可はどう取得してそのために何が必要なのか。
ご近所さんとの調整、区長さんにも挨拶して、地域の方との関係性も深めなければ。アクティビティはどうやって展開していくのか、などなど手を動かし考えながら、解決しなければならないことが山積みです。

正面からはなかなか哀愁漂う佇まい
壁や天井に雨染みがありますね
天井から雨漏れした形跡が・・・
ザ・昔のお風呂
昭和レトロなキッチン
雨だだ漏れ、畳はイっちゃってる〜
庭の草木は伸び放題、ソテツがスーパーサイヤ人


ちょっとした物置小屋もあります、残置物多数

目下まずは雨漏れを塞いでこれ以上家が痛まないようにしていくことが最優先課題です。これから少しずつですが、この物件を蘇らせる過程も発信していきたいと思います。

さてさて、どうなるのでしょうか。乞うご期待!

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