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〜登山と釣りとキャンプ記録〜自然の楽しさを伝えるには自分が遊ぼう

アウトドアや自然の楽しさを伝える仕事を始めて14年。その魅力を伝えるためには、たくさんの準備が必要です。
企画を練るために文章や写真を準備したり、広報・集客をするためのSNS発信やチラシの作成、イベント直近ではスタッフや妻とのミーティング、備品準備や会場との調整、参加される方との持ち物や集合場所などの確認と、意外とタスクはあります。
やるべきことや割く時間を挙げると、本番の体験提供機会はほんの1〜2割で、上記に挙げたような準備や片付けが8〜9割を占めています。

そんな中、一番大切なのは自然の魅力を伝える熱量をどのように自分の中に貯めておくかということ。この仕事の源泉になると思っています。

そのために私たちが必要な経験として「自分がしたい自然の中で遊び」を追求することがとても大切だと思っています。自然の中での遊びを心の底から楽しみ、そこから湧き出たものを他の方にも伝えていく準備が仕事の質を高め、良いアイディアを生み出してくれるのだと思います。

ということで、今回山梨県に仕事という名の遊びをしてきましたので、そのレポートをお届けします!

瑞牆山登山

今回訪れたのは山梨県にある「瑞牆(みずがき)山」という標高2,230mの山登りと、その麓にある「みずがき山森の農園キャンプ場」に1泊2日で行ってきました。

瑞牆山は独特な岩の形をした風景が特徴的で、ロッククライミングでは聖地となるような場所です。標高2,000mを超えてくる山なので、歩行時間もコースタイムで上り5時間程下り3時間程といった感じで中級者向けの山です。
今回朝早く出て朝早くには上り始められるようなスケジュールで行きました。サクサクと進めたので13時には降りてこられました。

久しぶりの本格的な登山でしたが、まだまだ体力的には大丈夫そう。よかったです。

瑞牆山はとにかく山の岩肌が白くて綺麗。遠くから山頂を眺めるととても迫力のある山です。
川沿いのコースを登って行きましたが、大きな滝もあり、新緑も美しく、水が豊かな山でした。

大きな滝が流れるスポット
水が豊かで沢の水も綺麗
白い岩肌が特徴の瑞牆山


実は、この圧倒的な風景が印象的なので、紅葉と瑞牆山が見渡せるキャンプ場でイベントを企画したら楽しいだろうなという目論見もあります。
そんなイメージを膨らませながら山登りを楽しんできました。

渓流釣り

瑞牆山麓には複数の川が流れています。岩質が白いこともあり、透明度の高いとても綺麗な渓流風景です。
小さい頃からこの渓流風景には憧れを抱いていました。なぜなら、千葉県には渓流と呼べる川がないからです。
千葉県に渓流が無い理由はいくつかあるのですが、高い山が無いことが一番です。
ヤマメ、イワナといいった渓流魚は千葉県には生息しておらず、この魚を釣って食べることが千葉県民の私の憧れなのです。
キャンプに行くときには必ずキャンプ場の近くに川が流れているのか、釣り場があるのかチェックします。

美しい渓相
イワナが釣れました!

みずがき山森の農園キャンプ場

今回登山後泊まったのは、みずがき山森の農園キャンプ場です。
平日で、夕方から天気が崩れる予報ということで、宿泊者は私1人でしたw
ソロテントを設営し、焚き火をしていると案の定雷雨が…
結局張ったテントでは寝ずに車の中で就寝。
テントを濡らして帰ってきましたw

さて、こちらのキャンプ場は、道のどんつきにあり、まさに森の奥にある秘境のキャンプ場といった感じ。
森の雰囲気も千葉県とはまた違う、柔らかい黄緑色の広葉樹の森です。
千葉県南房総は、温暖な気候のため、常緑樹といって、緑の濃い木が多く、樹形もブロッコリーのようにモリモリした感じです。

今回はこちらのキャンプ場に1人で泊まり、1人男野外飯を作り、ビールを飲みながら雨の中の森を楽しみました。

五右衛門風呂
柔らかく美しい森の雰囲気
こちらは濃い緑で勢いのある南房総の森の風景

どのような気づきが得られたか

さて、今回のアウトドア小旅行の成果はなんだったのでしょうか。
遊びでいくのであれば成果など求めませんが、アウトドアを仕事にしていると、どうしてもそこでどのようなことができるのかとか、南房総との違いは何なのかと考えを巡らせてしまいます。

今回感じたのは、圧倒的な瑞牆山の存在感です。写真で見るより何倍も迫力とインパクトのある景色。
そして、南房総にはない森の植生や、透明度の高い川とそこに棲む魚や生き物たち。
この違いを感じてもらうツアーができるのではとイメージしていました。
アクセスや距離的なこと、時期はいつが良いのか、対象年齢はどれくらいなのかなど検討することはたくさんあるので、すぐに実施とはいきませんが、南房総以外の自然の魅力を伝える事業のヒントがたくさんありました。

もちろん、南房総の自然の良さも再認識することができました。
この違いを感じながら楽しめた二日間は、今後の南房総のフィールドガイドに生きてくると思います。
ということで、山梨県、登山と釣りとキャンプ小旅行のレポートでした!

1人男キャンプ飯、作ってみました


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