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雀荘はもっと気軽に、何なら麻雀を打たなくても入れる施設になるべきだと思うんだ・・!

雀荘は「麻雀を打つ以外の機能」を持つべきだと思う。生き残るために・・。

雀荘に行きたいけど、行くとお金なくなるんだよなぁ

こう思って行くのをやめている人は潜在的にけっこういるのではないでしょうか。

例えば、

  • 家に居場所がないけど月のお小遣いも厳しくて、給料日前は雀荘に行かずに安居酒屋へ行くおじさん

  • 麻雀を打ちたいけど場所代が重たいから家でネット麻雀を打つ学生

こんなパターンは多分あると思います。

それって雀荘からしたら客の取りこぼしだし、取れるはずの層をみすみす逃して、そのまま来なくなってしまうとしたら、それってめっちゃもったいないことですよね。

そして、お金ないからって言って別の趣味を始めた人は、多分その雀荘に戻ってくることは一生ないかもしれません。

1雀荘の取りこぼしが、ある人の麻雀離れにも繋がっているかもしれないのです。(これは繋がってないかもしれない)

お金がない人も何となく通っていい空間を目指す

じゃあどうすればいいのか。

「麻雀(フリー)を打つほどのお金がない人でも何となくいていい空間」になることで収益とロイアリティ(帰属意識)を高めることができると考えます。

具体的には、

  • (打つ以外に)カフェ代わりに使える選択肢がある

  • 何となく来て競馬見てたり、ソシャゲしてたりできる

  • 食事を食べにくる、宅配物を取りに来るなど日常に溶け込んでいる

  • 適度にガヤガヤした空間で勉強できる(学生街)

あたりを提案したいと思っています。

カフェ利用

それぞれ簡単に見ていくと、まず一番上はカフェじゃなくても一杯ひっかけにきたとか、ちょっと話にきたとかそんな感じの使い方全般でいけます。

要は「コーヒー1杯分のお金を払えば、何となくその場にいて良い」を提供できればなんでも良いと思います。客層に合わせてカスタマイズが可能です。

そもそもでフリーは客を選べない問題もあるので、カフェ利用を入れることで、様子見をできるという利点もあります。

あと東京だとカフェはどこも混んでるので、普通に作業場所としての需要は高いです。

集会所

場末系の雀荘だと、麻雀以外の何かしらをしている卓とかも深夜には勃発しますが、普通の雀荘はまあ麻雀をしてる人しかいません。

そうなると、麻雀を打ちたいというより話したいで来た人が、あんまり話さない人の卓に入ったり、そんな感じのミスマッチも起こります。

フリーは麻雀打ちに来てるんだから早く卓に入れなくてはならない・・は必ずしも真でないこともあり、その辺を柔軟にすると気軽に入りやすくなるはずです。

例:「ソシャゲのイベントが終わる1時間後くらいに卓入れてくれ」

・・こんな選択肢があったらよくないですか。

日常の便利屋

ここまでの2つにより、何となく来やすい部室のようなアットホーム感で既存客のロイヤリティを高めることができます。

ただそれだけだと新規客を取り込むことができず、やがて場末化して世代とともに滅びます。

なので、新規客を取り込むための施策を取る必要があり、具体的には、日常生活になくてはならない場所になることが重要です。

具体的には、実務性を持たせる必要があると思っていて、

  • 宅配物の受け取り

  • 栄養バランスの良い食事

  • ちょっとした買い物

などを行えると良いでしょう。

家の近くの雀荘で、宅配便を受け取れて、ご飯も取れて、日用品も買っておいてくれるとしたら、忙しくても通ってしまいそうではないですか。

(何なら麻雀を打たない人でも取り込めそうじゃないですか。)

学生街のウルトラC

学生街の場合は、テスト期間中に自習室として開放するなどもおすすめの施策です。

というのは大抵、テスト期間中は図書館、カフェなどが激混みで、集まって勉強できる場所は誰かの家くらいしかないからです。

なので、1h400円コーヒー付きなどで開放すれば、セット以上の収益をあげることも理論上は可能となります。

成功事例としてのベルバード

という机上の空論があって、いいのではないか?と思いつつもそれを実現しているところが長らく見つけられませんでした。

近いかなと思うのは2020年以降のベルバードで、3Fのバースペースを用いて打たないけど話に来た人がMリーグを見てたりするので近い環境と思っています。

(ただベルバードは初心者向けの雀荘でノーレートなので、そもそもが打ちたくてたまらない人も多いのでやや特殊)

・・日中帯のバーカウンターでのコワーキング利用(最大5h1000円)もすごい良くて、自分はたまに使っています。(平日昼の新橋で唯一空いているカフェ)

雀荘はもっとオープンにランチとかやっても良いと思う

以上が自分が考える今後10年生き残る雀荘のあり方(妄想)でした。

ただ雀荘の入りにくい問題は絶対にあるし、フリーのハードル高い問題も合わせてあるので、麻雀への新規参入が減るとフリーは過当競争になる恐れがあります。

(たぶん10年後とかにポーカーに若者を取られオンレフリーに新規参入する人がめっちゃ減った影響が出て、わたわたし始めると思ってる。)

そうなる前に地域の人が普通に入れるお店作りにシフトしておくのも良いのではないでしょうか。

※フリーは十分に育ちきった打ち手のみを刈り取る感じなので、供給が絶たれると盛り上げらない。

でも儲からないとやる気出ない!という方は、ビジネス街ならランチタイムのお弁当などから始めてみるのも良いと思います。しっかり作れれば日商2〜3万円あたりまでは夢じゃないです。

昼だけでテナント代を払える雀荘とかかっこよくないですか?あとはちまちまセット入れるだけでもプラスになりますよ。よくない??(2回いう)

個人的にそんな感じのが増えて欲しいです。終わり。

※法律そんなに詳しくないので、風営法的に麻雀以外しちゃダメなんだよボケが!みたいなのあったらすみません。

たkる

雀荘系


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たkると申します。麻雀用品のサイトと書評サイト、そのほか色々とサイト運営をやっています。Noteではサイト運営とか麻雀のノウハウを書いていきます。よろしくお願いいたします。