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「めんどくさいなぁ…」に勝つための「最初の一歩」


 僕はめちゃくちゃめんどくさがり屋で、学生時代は当然のごとくギリギリまで宿題はやらず、社会人になってもお尻に火がつくまで業務を後回しにしがちです。

 やらなきゃいけないことがあったとしても、アニメを見たりゲームをプレイしたり、ついつい楽なほうに逃げてしまう。

 まあでもしょうがない、人間だものと、諦めて30年くらい生きてきました。

 でも最近(と言っても数年前)になって、それって“モッタイナイ”と思うようになってきたんです。

 どういうことかと言うと、仕事や勉強を後回しにした状態でアニメやゲームをしたとしても、やっぱり完全にやらなきゃいけないことを忘れることってできないわけで……。頭のなかで気にしながらアニメやゲームに触れることになるんですよね。

 そして、いよいよ余裕がない、仕事をするかーってなって仕事を始める。

 時間的にも精神的にも余裕がない状態なので、当然ですが雑なところが出てきてしまったり、推敲も甘くて、結果的に“自分ができるもの”より、クオリティが低くなってしまいがち。

 そのとき思うんです。

「ああ、あのときアニメ見ないでやっておけばよかったのに……」

「ああ、ゲームなんかしなければよかったな……」

って。

 たとえアニメやゲームが楽しくても、そうなっちゃうとどうしても思い出が後悔という感情とセットになってしまう。

 これってモッタイナイ。好きなアニメやゲームの時間を作るなら、せっかくなら100%、120%満喫したいよって。

 だから最近は、やるべきことはまずやる。そうしてすっきりした状態でアニメやゲームを楽しむ。

 そうしよう、したい、するぞ、って思うようになってきたわけです。

■「最初の一歩」を踏み出せば後はなんとかなる

 とは言え、そう思ったからってすぐにできれば苦労はしないわけで……。「がんばるぞー」って思ってからも、どうしても仕事を後回しにしがちな日々を過ごしていました。

 そんなときに友人からアドバイスをもらって試してみたのが「最初の一歩を踏み出す」ことでした。

 たとえば、「原稿を書かなきゃいけない」ってタスクがあるとします。でもいまいち乗り気じゃない。そんなときはまず「PCをつける」をやってみよう。それが最初の一歩だと。その一歩目をまず踏み出そうと。

勉強したいなら、教科書を机の上におこう。
掃除したいなら、ゴミ袋を1枚手元に持ってこよう。
自炊したいなら、冷蔵庫を開けてみよう。

 もう本当になんでもいいから一歩を踏み出せば、二歩目三歩目は自然と進む。……らしいです。

 これを聞いたときは1ミリも信用してませんでした。「うそだぁ」と思った。そのくらいで変わるはずがない。そう思っていたんですが、実際にやってみると不思議や不思議。

 一歩目を踏み出しちゃえば、「PCをつける→ウェブを開く→ワードプレスを開く→とりあえず簡単に書いてみる」って二歩目、二歩目は意外と軽く踏み出せちゃう。

 こんな簡単なことで変わるんだ……と、ビックリしたのを覚えています。


 実際にこのnote更新もそうでした。最初の1記事目を書くことに対して、めちゃくちゃ足が重かったです。

 自分の拙い文章、考えを書くって意味があるのか? そもそも書くネタないんじゃないか? いろんなやらない理由を考えては、自分を納得させようとしていました。

 ただ、1記事目を書いたあとは、それまで不安に思っていたことはわりと気にならなくなりました。

 駄文でいいじゃん。誰に向けてじゃなくてもいいじゃん。将来の自分のために書くだけでいいじゃんと。あれだけネガティブなことを考えていたのに、いざ始まるとポジティブな考えがでてくるので不思議です。

 そんなわけで、とりあえず最初の一歩を踏み出すこと。その偉大さに感動しつつ、一歩一歩足を進めていきたい人生でした。