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50代の迷いの中、名言量産メーカーにお会いした

こんにちは。
先日まで契約社員として働いていましたが会社の経営不振により契約終了。現在無職2週間目の54歳です。
まだメンタルは生きていますが
睡眠中にふと目が覚めて暗い気持ちになった後2度寝するくらいのダメージは受けております。

そんな中、主に50〜60代の女性が定年後の生き方についてzoomで話し合うオンラインのトークイベントに参加したところ、名言量産メーカーみたいな方に出会いました。



オンライントークのテーマは「自分の未来をデザインする」。
終身雇用というシステムからはとうに切り離されている私たち50代。
非正規雇用も多いこの年代の女性たち、3年ごとに仕事を失ってしまうような不安定な生活の中で前向きな未来を考えるのってなかなか難しいなと考えていました。

すると参加者の中に「正規雇用にこだわったことが一度もないし、ほとんど非正規で働いてきた」という現在もお勤め中の60代の女性がいらして。

正規雇用にこだわらなかった理由は「嫌なことはやりたくなかったから」。

「苦労は買ってでもしろ」「仕事は辛くて当たり前」の昭和世代を生きて「嫌なことはやらない」を貫ける、しかも女性。なかなかの胆力とお見受けしました。

そんなカッコいい先輩女性からたくさんの名言を取集できたので
自分の忘備録としてnoteに残しておくことにします。



・「アレやらなきゃ、コレやらなきゃ」って焦っている人も多いけれど
 私は”新しく何をするか”より、”今自分は何を持っているか”を考えます。
 Doの”する”よりも、Beの”ある”を大事にしています。

・専門職を持っていてあちこち(会社を)渡り歩いているのですが
 まずベースに”自分の価値観”があって、その上に”専門職としての価値観”、さらにその上に”職場の価値観”があります。
 ”職場の価値観” はすげ替え可能なんです。気に入らなければ(働く場所を)変えればいい。

・先のことを考えて不安になる人が多いけれど、実際に起こるかわからないことで不安になるのは無駄な時間。不安になるということはどうなるかわからないということ。良い可能性も秘めている。不安になったら良い可能性があると考えて、もっと今を生きた方がいい。

・失敗かどうかを決めるのは自分。
 少し時間が経つことで役立つこともある。

すごい。私に刺さる内容がたくさんありました。

ちなみにこちらの先輩、50代になってから専門職に関連する勉強をするために大学院に入り知識を底上げ。お仕事の内容もワンランク上げることができたそうです。
”Be”にプラスアルファして価値を高めたんですね。さすがです。

もう一つ、こんな話もされていました。

・みんな”何か”になりたがるじゃないですか。私もそうだったんです。
 ”何か”になりたかった。でもいつの間にかそう考えることがなくなったんです。多分、その”何か”に自分はなったんだと思いました。

はじめは意味がよくわからなかったのですが
その後に上記に記載したお話を伺っておぼろげながら輪郭が見えた気がしています。

”何か”になりたい気持ちって大概は承認欲求なんじゃないでしょうか。
他者から認められる肩書きみたいなものが欲しい。
でもこの女性の軸はいつも自分自身にあるので、
”何か”になりたいという気持ちが無くなった→自分の中で満足している→達成している と感じたのではと。

大学院に通っての勉強も大変だったそうで、それらをクリアし成し遂げたという気持ちも大きく影響したのかもしれません。

同世代の方々との対話は環境(介護など)が近く共感が多いですし
学びについても身近な存在ゆえに自分も勇気がもらえてとても楽しいです。

ちなみに私が参加しているコミュニティはファシリテーターさんがしっかり舵取りをしてくれるので場が荒れることもなくとても快適。
「働き続けてきた女性が定年後を考えたときに情報交換できる場所があったらいい」と考え、2016年から活動されているそうです。
同年代、そして後輩たちに向けてこのような場を作ることを考え、
そしてすでに7年以上続けているってすごいしとてもありがたいです。

私の忘備録、と書いていましたが偶然こちらに辿りついて興味を持たれる方もいるかもしれないのでリンクを貼っておきます。

定年女子トーク
https://teinenjoshi.com/

今年の2月に青山の東京ウィメンズプラザで「第7回 定年女子フォーラム」が開催され参加したのですが、自身のキャリアデザインを考えるワークや
先輩方のお話を伺うセッションなどとても盛況でした。
活動が注目され、読売新聞に取材記事が掲載されていました。
自分はイチ参加者ですが普通におすすめです。

さて、忘備録としての公開note。次があるのかどうか。
でも久しぶりに文章を書く楽しさを味わえました。

もしかしてここまでうっかり読んでくださった方へ
ありがとうございました!


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