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ジョルジュ・スーラ / メトロポリタン美術館
他人を見下す人・1
桜の季節、1年の節目だから醜い1年を振り返る。
ーーーそれイタい、無駄、意識高いだけ、うざい、
去年1年は心の底から楽しめなかった。
「大学生」らしさを崇拝していた僕は、大学生活の幕開けを失敗したような気がして、何者にもなれなていない出遅れのダメなやつだと思っていた。
夏休み。インスタを開くたび、高校の見知った友達が、新しい顔と一緒にストーリーに、東京でない場所にいる。見るたびに焦って、でも心を開こうとする努力もしなくて。
気づけば、心の中で周りの人間を見下していた。
何かと理由をつけて見下した。
外から眺めるだけの自分には、とても楽で、快感さえあった。
ーーー何しても無駄なんだよ、どうせ素人のまんまだ
でも今考えれば、そう言い聞かせて自分を安心させたかっただけなのかもしれない。何もできない、嫌い嫌いと言いながらも実は一番好きな自分。振り返るだけで吐き気がするくらい、醜い。
特に後期は、全休なのにボーッとして1日を無駄にする日々も少なくなかった。
どうして、、こうなってしまったのだろう?
そう気づけたのは、春にあることをしたからだった。
続く
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