もっこすと私

神戸にはもっこすというラーメンチェーン店がある。
東は西宮、西は垂水と展開している範囲が狭いものの、とても人気が高いラメーンチェーンである。
僕が初めて食べたのは、小学生の頃（震災前）。いとこのおばさんに連れて行ってもらったのが最初だと思う。
その時行ったのが石屋川店。なんでもおばさんいわく「もっこすはここが一番美味しいねん」とのこと。
ともかく最初の見た目のインパクトがすごかった。
鉢いっぱいのチャーシュー。
小学生の頃、ラーメンと言えば家でしか食べることがなく、外でラーメンなんてなかなかない上に、あのインパクト。
食べざかりの少年にとっては最高の食べ物だった。
その後、もっこすは石屋川が一番うまいという話はもっこすファンの間でも聞くようになった。ってか、なんでおばさんは知ってたんだろう。今となっては謎である。
余談だけど、このいとこのおばさん。僕の初もっこすだけでなく、初しゃぶしゃぶや初食べ放題も連れて行ってくれた。食のヴァージンをことごとく奪っていくこの方、一体何者なんだろうと昔から思っている（今も若干謎なところはある）。

中学、高校、専門学校、社会人の一部を神戸で過ごした自分としては、ソウルフードとまでは言わないけど、よく食べてた。外でラーメン食べる＝もっこすもしくはらー太(ラーメンたろうの略。これも神戸でしか見ないチェーン店)、くらいには思ってた。

さらにその後、僕が大好きな神戸出身のアーティスト(?)鷲崎健さんが石屋川のもっこすの大ファンであることを知り、とても親近感が湧いた。
好きなアーティストと同じもの食べて青春時代を過ごしていたんだ、という人からしたらどうでもいいかもしれないけど、僕にとってはそれはそれはとても嬉しいことなのである。
（鷲崎さんがいかに大好きかはまたいずれ）

ところでここ最近、もっこす界隈がとてもにぎやかしい。
地元メディアである神戸新聞に記事が出たのも影響しているのかもしれない。

神戸新聞NEXT｜総合｜「もっこすには仙人がいる」神戸の人気中華そば店

ここ最近、ポイントシステムが導入されたりと、変わりつつあるもっこす。
それでも味は変わらず、いつもの豚骨醤油ラーメンで鉢いっぱいのチャーシューは変わらない。

ついこの間も食べてきた。

土曜日食べたもっこす。
チャーシュー麺とごはん。やっぱりおいしい。
工場店は売り切れてたので石屋川まで移動。新聞で取り上げられた効果か、いつもより多かった気がする。 pic.twitter.com/BzeYQdGqPn

— ta-ke-P (@takep200x) December 9, 2019

流石にもうここまで来ると「ソウルフード」って言っていいかもしれない。
思いついて気がついたら石屋川に向かってるんだもの。わざわざ大阪から阪神電車に乗り御影で各停に乗り換え、石屋川の駅に降りてるんだもの。もう病気じゃないのか？（笑）

神戸にお越しの際はぜひもっこすをどうぞ（なんだそりゃ）。