約物の使い方──鉤括弧「「」」と二重鉤括弧「『』」
鉤括弧「「」」(Unicode:U+300C、U+300D)と二重鉤括弧「『』」(U+300E、U+300F)の主な用法をまとめました。
会話文、発言
発言部分の前後を鉤括弧「「」」で囲みます。文末に句点「。」は付けません。
鉤括弧の中に更に鉤括弧が登場するような箇所では、二重鉤括弧「『』」を用います。
引用
引用する文章を鉤括弧で囲みます。会話文と同じく、原文に句点があっても、引用部の末尾に句点は付けません。
引用する文章に既に鉤括弧が使われている箇所は、二重鉤括弧に置き換えます。
【原文】
【引用文】
強調
鉤括弧を用います。単に強調する場合もあれば、字句を額面通りでない意味合いで示す場合もあります。
著作物名
書籍、絵画、映画、テレビ番組などの各種著作物の名前は、二重鉤括弧で囲むのが基本です。雑誌や新聞の題号、音楽アルバムのタイトルなども二重鉤括弧で囲みます。
雑誌や新聞の個別記事、オムニバス映画や音楽アルバムの中の個別作品など、作品群を構成する個々の著作物名には通常の鉤括弧を用います。
商標
一般名詞との区別や商標であることの明示のため、商標やサービス名などには鉤括弧を用います。
乗り物の名称
列車、船舶、航空機などの名称には鉤括弧を用います。「号」は括弧の外に置きます。
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