資料をカイテイする

これまた仕事のメールでよくある間違いです。

共有フォルダーにある資料を改定願います。

「変換」キーを押して一番最初に出てくるからでしょうか。それとも字句の細かい違いにかかずらう余裕がないほどお忙しいからでしょうか。それでも部首を見てすぐに「改訂」と変換できるようにはなっておきたいものです。

部首はその漢字の意味を示すものです。例えば、金部(かねへん)であれば金属を表しますし、心部(りっしんべん、したごころ)ならば感情を表します。資料は文書ですから、言論や表現を示す言部(ごんべん)の「改訂」が適切であると判断するのは、そう難しくないはずです。

手書きのメモでは、部首を取り違えるミスも少なくありません。部首は意味を示すということを知っているだけでも、こうした間違いは減らすことができます。

因みに、部首は英語でradicalと訳されています。radicalとは語根のことで、単語の意味の中核を構成するものです。例えば、「知」を示す「sci-」。「science(科学)」や「conscious(意識している)」などに見られます。

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