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コリではなく、クリ。クは「庫」の呉音。 寺院の台所。転じて、住職やその家族の居所を指します。
写真の右2つの文字、何と書いてあるかわかりますか。 見慣れない文字ですが、「そば」と書いてあります。平仮名ですが、私たちが普段使っているものとはちょっと違います。 このような、現代のものとは字形が異なる仮名文字を変体仮名といいます。 変体仮名が普通の仮名文字と何が異なるのかというと、元となる漢字が異なるのです。 冒頭の例でいうと、私たちの知っている「そ」「は」は、それぞれ「曾」「波」を崩してできたものです。一方、写真の字は、それぞれ「楚」「者」が元になっています。
通常「行く」の訓読みは「いく」ですよね。しかし一方で、電車の目的地などでは「……ゆき」と読まれます。「いく」と「ゆく」では何か違いがあるのでしょうか。 『日本国語大辞典』『広辞苑』『大辞林』の記述によると、いずれも、「いく」「ゆく」は上代から併存していたものの、漢文訓読を中心に「ゆく」の使用例が多かった点は共通しています。「ゆく」の方が比較的文章語に近い響きがあるようです。言われてみれば、現在でも「立ち行く」「移り行く」などの慣用表現は、「ゆく」と読むことが多いですね。
航空機の地上支援業務のことを「グランド・ハンドリング」と表記する例がありますが、「地上」はgroundなので、「グラウンド・ハンドリング」が正確です。
「まと(う)」。身につける、巻きつく、からみつくの意。「つきまとう」の「まとう」ですね。 「まとめる」も同じ字で「纏める」と書きます。