マルクス主義への免疫薄れる日本社会
私は35歳であり、レオ・ルイスのコラムによれば「世界の先進国における初めての成長未経験世代」に属するらしい。だが、「脱成長」の哲学が日本で本当に理解されているかどうか、かなり疑わしい(11月7日付「『脱成長』──マルクス主義が現代に蘇る」)。
日本は、資本主義国かつ先進国でありながら、共産主義政党が活潑に活動している稀有な国である。今年は、その日本共産党が成立してからちょうど100年になる。
だが、党が開いた100周年の記念講演において、1950年代に自ら惹き起こした殺人