女子プロレスを見に行った話

昨日からゴールデンウィークが始まり、4月ももう終わろうかというタイミングでブログを更新することになりました。とりあえず、これで三カ月連続で投稿を継続できたことになります。書くネタをあまり見つけられなくて、というか、あるはずなのに自分で気づけていないところもあって休みがちになってしまうのですが、これからもめげずに続けていきたいと思います。

ゴールデンウィーク直前の4月28日に、新宿で「JUMBO FOREVER ~WAVE×ブシロード ファイト」が行われ、最近になって女子プロレスにハマった知人に誘われて見に行ってきました。実は、私にとって生でプロレスを見るのはこれが初めて。プロレスというと、どうしても男のスポーツというイメージがあり、女子プロレスは個人的にあまり興味が持てませんでした。とはいえ、ビューティーペアやクラッシュギャルズといったスターの存在、全日本女子プロレスの崩壊とその後に成立した団体の興亡など、業界のだいたいの変遷は頭に入っていたので、現在の女子プロレスがどんなものなのか物は試しで見に行くことにしました。特にこれといった用事がなく、時間があったことも大きかったです。

今回の興行は、STARDOMという団体に所属している「ひめか」選手の引退試合を兼ねていたこともあって、全体的にエンタメな要素が強かった印象です。試合数は3試合で、若手とベテランに分かれての6人タッグマッチから始まり、かつて「アクトレスガールズ」に所属していた選手たちによるバトルロワイヤルを挟んで、メインイベントが「ひめか」選手と旧姓広田さくら選手によるアイアンマン・マッチで締めるという構成。バトルロワイヤルでは出場選手全員によるダンスが披露されたり、メインイベントでは往年の名選手が登場するなど、それなりに見どころがあった内容でした。

実際に見ていて感じたことは、ルックスのいい選手が増えたなぁということです。もちろん、ただ綺麗なだけでなく、彼女たちはあくまでもプロレスラーなのだということもしっかり認識できました。アスリートとしてしっかり鍛えられているのは遠目からでもわかりましたし、主役である「ひめか」選手をはじめとして何人かの選手は所々にテーピングを巻いて出場していましたから、普段の試合の激しさもそれなりに伝わってきました。前述の興行の主旨の影響からか派手な大技はあまり見られませんでしたが、プロレスならではの試合展開が随所にあったので、ガチのタイトルマッチなどの様子にも興味が湧きました。

とはいえ、見せ方にはまだ工夫の余地があるとも思いました。今回は選手たちが私たちの座っている席に対して背中を向けて試合していることが多く、何をしているのかよくわからない場面も多々ありました。会場にはモニターもあったので、選手が正面を向いている方向の映像を映し出してほしかったです。また、テレビでの観戦に慣れている立場としては実況もつけてもらいたかったなぁと思います。これも先ほどのリング上での選手の動きと座席の位置関係と同様で、見ているだけではわからない部分も多いからです。テレビ中継がある際に実況の音声が会場の観客にも聞こえているものなのかはよくわかりませんが、これもより楽しく観戦するために必要な要素だと考えます。

あと、これは共に行った知人も言っていたことですが、会場に来ていた客層は自分たちを含め中高年の男性が大半を占めていたことが気になりました。スポーツ興行としてより発展させていくためには、女性や若い男性のファンを取り込んでいくことも不可欠だと思います。この層がプロレスにどれだけ関心があるのか不明瞭ですが、運営側にはそちらの努力も期待したいところです。

ともあれ、人生初のプロレス観戦でしたが期待した以上に楽しめました。どんなスポーツも生で見るのが一番いいな、と再認識できた一日でした。機会があれば、また見に行きたいと思います。

今日は、ここまでにしたいと思います。


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