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『読む力 大全』(感想) 佐々木俊尚著

ジャーナリスト 兼 作家 兼 voicyパーソナリティである佐々木俊尚さんによる昨年めちゃくちゃ売れたビジネス書です。

現代病「集中できない」を知力に変える
読む力 最新スキル大全 通称『読む力 大全』
脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!

Amazonの紹介だとタイトル長いですね笑

【本書で身につく「読む力」「考える力」「アウトプット」のスキル例】
★【ネット記事】毎日「400のサイト」「1000の見出し」に目を通す方法
★【ニュース】自分の頭で「深く読み解く」3つのステップ
★【SNS】これぞプロ! 「ツイッター」のスゴい使い方、「LINE」の注意点
★【書籍】「知を立体化」する! 難しい本も読める「メモアプリ」読書術
★【リアル書店】「書店員の目利き力+本棚の文脈」で、「いい本」に出会う
★【情報整理】「2つの保存」を使い分け、 集めた知識を「知肉」を変える
★【アウトプット】アイデアを思いつく秘訣、文章の書き方、メモの作り方
★【ツール】「雑務を徹底的に効率化する」最強アプリはこれだ

著者:佐々木俊尚(ささき としなお)
元毎日新聞記者・作家・ジャーナリスト。テクノロジーから政治、経済、社会、ライフスタイルにいたるまで縦横無尽に発信し、日本のインターネット論壇における最強の論客のひとり。
「ノマドワーキング」「キュレーション」などの言葉を日本社会に広めたことでも知られる。2010年代なかばごろから東京・長野・福井の三拠点生活を送り、コロナ以後に注目されてきている移動生活の先駆者でもある。

Amazonより


21世紀に入りインターネット環境の急速な進化とスマートフォンの爆発的普及により、マスメディアからの情報取得が中心だった20世紀と比較し、現代人の多くは情報のインプット過多な状況に陥っている。
また情報取得手段の多様化により、得る情報に偏りが生じたり、フェイクニュースに騙され事件化に繋がる事象なども散見されるように。
本書ではそんな現代人がインプット迷子にならないように『何を読むか』と『どう読むか』について徹底的に掘り下げて解説されています。
ページ数はありますが心地よい文体で書かれており、文字量が多いわけでは無いので『読む力』に自信がない方でも読みやすいと思います。
また冒頭20ページにも及ぶカラー写真で書棚の様子やiPhoneのホーム画面が掲載されているので知の巨人のライフワークが垣間見られるのはそれだけでも刺激になります。

尚、本書では書籍はKindle(電子書籍)が強く推奨されていますが、本書のように繰り返し読むことで効果が増していくバイブル的な活用ができる本は、紙と電子の両方持ちをお薦めします。当然金額は2倍になりますが理解度は飛躍的に増しますし結果として、自身の成長により得られる効果を考えるとそれ以上の価値があると思います。

という僕はKindle版しか持ってないので説得力ないですが。。

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