アートについて学びたい時に最初に読む本
こんにちはtakeoです。
皆さんはリベラルアーツってご存知ですか?(唐突に)
転じて現在では、自由に幅広く教養を身につける意味合いで使われる事も多く、その範囲は芸術・スポーツ・ITなど人により切り口は様々です。
共通点としては、いずれの分野だとしても見識を深め自身の言葉でしっかりと語れるグローバル人材となることを指している様なイメージでしょうか。違いますかね?
さてそんな中、ビジネスマンに求められている能力の一つがアートの教養及び、自分なりの考えで物を見て語る力である『アート思考』と言われている訳です。
アートの鑑賞はまさに『正解が無い』ともいえ、あらゆることが不透明な現代社会において『アート的なものの考え方』が注目されるのは必然の流れとも言えるでしょう。
著名な美術館の展覧会では入場待ちで長蛇の列になっているシーンを見たことありますよね?
リベラルアーツが弱いと言われている日本人でもアートそのものに対する関心が薄い訳ではないのです。この機会にアートの見方や向き合い方を見つけてアートを(知識としてではなく)語れるようになりませんか?(と自分に言っている)
そんな考えでアート思考に関連する本を何冊か呼んでみましたが、中でも超絶分かりやすかった、こちらの書籍をご紹介しておきます。
本書の構成は中学校の授業のように平易な言葉で進められ
①自分だけのものの見方で世界を見つめ
②自分なりの答えを生み出し
③それによって新たな問いを生み出す
思考プロセス=アート思考を学ぶことができます。
紹介される(題材にされる)アーティストは20世紀のアートを切り開いたと言われるアンリ・マティスやピカソから始まり、アンディウォーホルまでメジャーどころが網羅されています。
宗教的な要素や肖像画を中心としたルネサンス期のアートでは『遠近法』を駆使して写実的な表現を追求していましたが『カメラ』の登場により見たものをそのまま書くことは役割を終えたと言われています。
また、ルネサンス期のアートは主に『富裕層』からの依頼によって描かれた職人仕事としての位置づけが中心だったのに対し、その後アーティストとして存在価値が認められて以降、アーティストにしかできない自由な表現方法が確立されたのが『現代アート』という訳です。
そのような前提で見れば、
これとか
これとか
これなんかも
凄いのか凄くないのか、よく分からない印象だった(けど評価されている)アートも違った見え方がしてきますね(してこない?)
本書ではこれまでは現代アートを観た感想としていつもたくさんの??が浮かんでいた私のオツムに多くの解を与えてもらいました。
文字数が少なく写真が豊富で、繰り返し読みやすいのも評価ポイントですね。
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