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20230104


Bill Henson, Mnemosyne SCALO 2005年

出版されて普通に流通してる頃には買えなかった本です。
古本屋で見つけてから、何日か迷って、購入しました。
かなりボリュームのある本ですが、年末から正月にかけてじっくり見る時間が作れました。
万人受けのものではないと思いますが、ある種の人には届くといったテイストの写真です。
夜、アルコールが入った脳で眺めていると引き込まれます。
タイトルのムネモシュネは記憶の女神とのこと
書名も素敵です。

仕事で写真を撮るうえでは、受け取り手のことを考えずに撮ることは 良くないことだと思います。
お客さんに喜んでもらうことがとても大切です。
でも、キャリアを重ねる中で、(自分の発信の仕方次第ではありますが)自分のテイストを強く出して、全力で「自分が気持ち良いと思うもの」を(こっそりと混ぜて)撮影するべき期間があるべきだと思います。
ただ喜ばれるだけでなく、そのこっそりが理解される経験は、カメラマンにとってとても幸せなことです。
そういう経験をみんなにもしてほしいなと
こういう本を見ているとおもいます。
今年はそういう努力をしようとおもっています。


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