見出し画像

ふりかえりを静かに愛でる

この投稿は ふりかえり Advent Calendar 2020 14日目の投稿です。

後から投稿になってしまって恐縮です。書きたい!と思って飛び込んだアドベントカレンダーだったのにすっかり投稿し忘れていた。(またしても15分間考えて5分でかく作戦に頼る)

はじめに

ふりかえりを意識している皆さんにとって、きっと新しい話ではありません。なぜなら、今回かいたことはいろんな場面で実施されているふりかえりなので。新しい話というよりは、やっぱりふりかえりいいねという話として読んでもらえたら、私の気が楽です。

こんな「ふりかえり」をしています

年末に #インタビューしあう という対話体験を開催しています。その中で「ふりかえり」の時間を設けています。

ふりかえりの問いはあらかじめ用意されていて(問いの内容は割愛します)その同じ問いに対して形式を変えて3回ふりかえります。

1.ひとりのふりかえり
2.ふたりでふりかえり
3.誰かにふりかえり

1.ひとりのふりかえりは、手元に書いて表現する。
2.ふたりでふりかえりは、1で書いた内容(付け足しや言い換えok)を対話した相手にお互いに口頭で表現する。
(このタイミングではお互いのふりかえりに対するフィードバックはしない)
3.誰かにふりかえりは、その場にいなかった第三者に向けてすきな形式で表現する。

わかったこと

1→2→3の中で本人が新たに発見することもあるし、相手が気付くこともあって、段々と参加者自身の認知が濃く、深くなっていく感覚があります。

ある参加者から「焚火みたいだね、いい焚火ができた」という感想もありました。静かに薪をくべて、各自のふりかえりと見つめあうような、ふりかえりを愛でるような時間

当初は対話した感想の記事(体験記)を書きやすくするために「対話」と「感想出し」をセットにしていました。ところが回を重ねるごとに「感想出し」の時間は参加者にとって自分の対話体験を味わいなおす大切な「ふりかえり」の時間になっているということがわかりました。

対話とセットにしているけどふりかえりのほうが重要と思えるくらい、今はふりかえりの時間が楽しみでやってます。言ってしまえば、「ふりかえり」の前に実施している「対話」は「ふりかえりの前座」なんじゃないかと思えるくらい。でも、決して対話自体を軽視しているのではなく、対話中はそれがメインで本命の時間だし対話の中ですでに何か発見する参加者もいるし、ふりかえるためにも対話は必須なのだけど、ふりかえりをしてみるとふりかえりの時間の大御所感が半端なく上がっていく感じ。伝わるかな。

*こんな感覚に出会えるなんて、企画立ち上げ時にワークショップの構成を相談したメンバにはほんと感謝しかないです

今後やってみたいこと

参加者にはこんなことをふりかえってもらっています
・自分が対話の中で何を語ったのか、なぜそうしたのか
・自分が対話の中で何を聞いたのか、なぜそうしたのか
・対話中に自分はどんなふるまいをしたか、それによって何が起きたのか
・対話中の相手のふるまいによって、自分にどんな影響があったのか
・対話中の自分の心境にどんな変化があったのか、それは何が影響したからなのか
既に済んだ対話について再び味わっているこのふりかえりの時間をよりふりかえりに集中できるようにしたいと考えています。

さいごに

今まで参加したいろんなイベントで、アンケートに答えることや、隣の参加者と感想を伝え合うことや、ブログに書くということを何となく受け入れていたけど、こうして3種類のふりかえりを繰り返すことで、今までなんとなく受け入れていたふりかえりの機会がとてもありがたいものだったんだなと思えてきました。

ふりかえり(イベント自体に対するフィードバックだけでなく参加者自身の学びが深まるふりかえり)を大切にしているイベントにであったら感謝したい。

今回はここまで。読んでいただきありがとうございました。

ぜひ、ふりかえり Advent Calendar 2020の続きも楽しんでください。

アウトプット下手なりに時々書く機会を作っています。息切れしない程度に散漫ぶりを書き出していきたいなと思ってます。いろいろ体験したい!