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【百合姫8月号】『私の知ってるお姉さん』感想
はじめに
先月の百合姫でぶっ刺さったので感想を書いていきます。
ちょうど一迅プラスで公開されまして、無料で誰でも読むことができるのです!
「のるしかないこのビックウェーブに…」
『私の知ってるお姉さん』を読むなら一迅プラスまで。
※感想にはネタバレがあるのでご一読お願いします!
感想
この作品の推しポイントはもちろんラストシーンですが、そこに至るまでの「日常の謎」にも注目したいです。
「日常の謎」といわれるジャンルは日常生活のさまざまな疑問や不思議を掘り下げ、調査し、解明するというものです。なにげないきっかけから始まりインパクトある結末を迎えるため非常に読み応えのある作品が多いです。本作品もその例に洩れません。
この作品での日常の謎は「決して肌を見せないタートルネック」、「季節問わずぴっちりと首まで詰まったその服装」と表現されている部分です。作中ではそれを知的な印象として描いていました。実際一ノ瀬さんは非常に知的で大人の女性に見えました。
主人公の亜季は学生ですので、その印象は非常に強く見えたのでしょう。亜季からは「頼れるバイトの先輩」「憧れの大人の女性」そんな言葉が頻出します。
そして亜季も読者も一ノ瀬さんの「表」の魅力に惹かれていきます。そこで、あのラストシーンです。詳しくはぜひ読んでほしいですが、一ノ瀬さんの「裏」の魅力も最高です。
そしてもう一度読み返し、その「日常の謎」の本当の意味が分かるのです。
おいおいおいおいおい、とんでもないですね!!!!
おわりに
読みきりなので読みやすい&読み応え抜群!
乙川灯先生、失礼ながら初めて知りました。しかして絵柄が好みすぎる!
本当にぶっ刺さりました。あざました!
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