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素晴らしきゲーム音楽の世界[30]Bloodstained: Ritual of the Night

今回は2019年6月にPS4やswitchなどで発売された『Bloodstained: Ritual of the Night』(以下RotN)のゲーム音楽についてお話します。

物語の舞台は18世紀末のイギリス。悪魔と共に呪われた城が現れる。特殊な能力を持つ少女ミリアムは、今回の原因が同じ運命をたどる青年ジーベルの仕業と知り、仲間とともに城へと乗り込みます。

本作は探索型アクションRPG。広いマップを探索し、アイテム収集と経験値によるレベルアップで主人公を強化しながら目的地に進みます。

個人的に好きなジャンルなので結構やりこんだ作品です。ブログ『やっぱりたけのこぐらし』でも記事にしました。内容の感想はそちらに譲ります。

発売からまもなく1年が経とうとしていますがアップデートは続いており、つい先日も新たなモードが追加されました。

新しい操作キャラクターが増えたり、ランダム要素を含んだ探索を楽しめるということで、久々のプレイが楽しみです。実況動画を作るのも面白そう。

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パッケージ版の初回購入特典として、ほぼすべての曲を収録したサウンドトラックが付属されました。これが欲しいために自分はパッケージ版を選んだのです。

事前にBGMを視聴していたわけではありません。本作の源流ともいえる『悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲』の制作者が開発したと聞けば、音楽にも期待が持てる! 当然の思考でした。

YouTube-Bloodstained: Ritual of the Night [Nintendo Direct 2019.2.14] より

お気に入りの曲は『灼岩炎窟』ですね。炎がたぎり、肺が焼けつきそうな暑さを、バイオリンが激しくも優雅に表現しているのが印象的です。

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探索アクションとして非常に面白かったRotNですが、サブキャラクターの個性が強いことでも記憶に残っています。

その一人が村に住むリンジーという女性。

彼女は村の仲間が悪魔の手にかけられたことを恨んでおり、主人公に特定の怪物を退治してくれと依頼してきます。ゲームでいう「討伐クエスト」であり、達成するとアイテムなどの報酬がもらえます。

討伐内容を確認するとリンジーは「この仕事は○○の弔いさ」と説明したあと、最後に恨みを込めて「ぶっ殺しておくれ!」と急に声を荒げてきます。

心中をお察しするしかないほど気迫のこもった怒声に、初めはびっくり。

どうやら決め台詞のようで、依頼を受けるたびにこの一言が流れる。依頼は何十種もあるので、リンジーの恨みは相当深いことがうかがえます。

ただ何度も何度も聞いていると、不謹慎ですが面白くなってしまいました。もうリンジーが直接悪魔と戦っても勝てそうな勢い。

自分だけかと思っていたら結構ツボにはまっているプレイヤーが多く、検索したら感想や動画がちらほら。制作者の狙いは大当たりです。


サブキャラクターも魅力的な本作。よろしければ遊んでみてください。

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