万人にお勧めできないけど面白い
『異種族レビュアーズ』というマンガを読みました。個人的には面白かったんですけれど……決して万人におすすめできない作品です。
以下の内容はすべて誉め言葉として書かせていただきます。
原作が「すごいセンスを持っている方だ…！」と驚愕した天原先生と知り、その情報だけで買ってきた『異種族レビュアーズ』これから読みます。先んじてラジオを聴いたらめっちゃ面白かったです。もちろんアニメも観ます pic.twitter.com/rXEVK1F5Pc
— 竹鋸椎武（たけのこしいたけ） (@takenokonokorin) January 10, 2020
舞台は人間の他にエルフや獣人、天使、魔族など、あらゆる種族が一緒に暮らす世界。主人公たちは人間以外の異種族がはたらく風俗店で受けたサービスを一人10点のクロスレビューで評価していくファンタジーコメディです。
ストーリーだけで万人向けじゃない理由をお判りいただけたでしょうか。
ちなみに作品は成人向けではなく一般向け。少年誌で掲載されています。なぜ許されているのか……？
原作本は3巻まで読みました。直接的な描写はもちろんありませんが、なぜ書店でオープンに売られているのか不思議に思う内容。でも面白い。
音泉で配信されているラジオも聴きました。攻めた内容でしたが、展開しているコンテンツの中では一番穏やかに聴くことが出来ます。面白い。
アニメも観ました。OPがひどい……地上波で流す内容とは思えない……画は可愛くてきれい……家族では絶対に観られない……EDもひどい……でも面白い。
なぜこんなに面白いと感じるのか。やっぱり作品の切り口が他にないからでしょうね。
「異世界モノ」と呼ばれるジャンルが浸透してずいぶん経ちますが、風俗を掛け合わせた一般作品は他に思いつきません（表に出ない部分も多々あるでしょうが）
「こういう理由で異世界の風俗店は営業活動が成立しているんだよ」という設定もちゃんと整理されています。
種族ごとの特徴がしっかり生かされている。ファンタジー好きなら「なるほど」と思う描写もあると思います。
ただのいやらしい作品じゃないんですよ。ちゃんと物語もあるし……まあいやらしいですけど。アニメが放送中止になっても「やっぱりかあ」と納得しちゃいますけど。
原作を購入したきっかけは、好きな漫画家さんが原作を務めていたから。
天原先生を知ったのは昔買った『33歳独身女騎士隊長。』という作品です。1話2ページなのでサクサク読める。
書店をぶーらぶらしていて、なんか目に止まって、ペラペラっと流し見して、なんとなく買いました。
帰宅後に改めて読むとかなり面白い。ベースは下ネタだし結構きついことを書いている気もするけど、笑える話に落ち着くし画も可愛い。パンチが軽減されてちょうどいいライトな内容になっている。
読んだことのない雰囲気の作品だったんですね。だから心に残った。
そんな人が原作ならきっと面白いだろう。というわけで『異種族レビュワーズ』も購入しましたとさ。
今期の視聴アニメがひとつ決まりました。原作第4巻も買ってこよう。
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