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【自家製サッカー概論】87 アジアカップ バーレーン戦に向けて

 何だかんだあったアジアカップもグループリーグが終わり、トーナメントに入りました。
 
 その緒戦の相手はバーレーン。
 
 明日の夜にキックオフで、またもや中継無し。
 
 DAZNさんも戦略持って配信しているので、ここで文句を言うのは野暮なのでしょう。
 
 今回の表題の前にアジアカップ関連で一つ。
 
 中東開催で中東勢が躍進する中で感じたのが「時間稼ぎが少なくなったなぁ」である。
 
 昔は中東と言えば「時間稼ぎに気を付けろ!」だった。
 
 ちょっと当たられただけで派手に転がる、キーパーがキャッチする度に寝転んで起き上がらない。
 そんなことが当たり前で、リードをすれば後半開始から時計の針を進めようとしていた。
 
 それが、今は昔の話の様な感じがしたのだ。
 
 理由は追加時間の正確な算出のおかげだろう。
 
 今大会、長いもので追加時間15分というのもあった。
 
 各追加時間の中でスコアが動くのである。下手な時間稼ぎは命取りとなる。
 
 これはいい流れだと思う。
 ここはもっと代表OBに話を聞いてもいいのではないか。
 
 さて、話を戻して、バーレーン戦だ。
 
 今大会、日本はまだ中東勢に勝利していない。
(…と言っても、イラク戦の1試合だけだったけどさ)
 
 何としても勝利してもらいたいものである。
 
 ネット記事を見ていると、バーレーンが日本の強さに戦々恐々しているなんて内容もあった。
 
 バーレーンサポーターも半ばあきらめ気味だとか。
 
 日本の強さに酔い痴れたいのは分かるが、絶対にそんなことはないのである。
 
 バーレーンのサポーターや取材記者が(勝てないかも…)なんて考えるかも知れない。だが選手やスタッフは、そんなこと微塵も考えていないと思う。
 
 例えば、カタールワールドカップである。
 日本はドイツとスペインと同組になった。
 
 その時、監督や選手、そしてスタッフ。誰が弱気になったのか。
 
 弱気になった選手は誰もいなかったはずである。
 それどころか、闘争心に火が付いたのではないか。
 
 それをバーレーンに当てはめてみればいい。
 
 トーナメント進出を果たしたバーレーン。
 その選手たちが、(よしっ! 日本に勝つぞ!)と気持ちを奮い立たせる。
 
 それが普通の姿だと思う。
 
 強敵と向かい合う選手たち。そこでどんな声を掛け合うか。
 日本でよくあるフレーズを挙げてみると次の様なのがある。
 
 「絶対に走り負けるな!」
 「球際で勝つぞ!」
 「セカンドボールで後手を踏むな!」
 「切り替えで負けるな!」
 「ミスを少なくするぞ!」
 「気持ちで絶対に負けるな!」
 「当たり負けするな!」
 「プレーははっきりとしよう!」
 「絶対に集中を切らすな!」
 
 戦力で劣るチームは、こんな声を出して自らの気持ちを鼓舞するだろう。
 
 こんな相手が日本に向かって来るのである。
 
 バーレーンが、“日本を相手にして不安になる”、
 そんなことは絶対にない、と言ってもいい。
 
 一発勝負である。生半可な戦いにはならない。肝に銘じるべきだ。
 
 そんな試合の入り方はどうしたらいいか。
 
 定石は「守備から入る」である。
 
 決して、「守備的に試合を進める」という意味ではない。
 
 しっかりした守備から入り、徐々に自分たちの流れを掴むということだ。
 
 これも「戦術」の一つである。
 
 バーレーンが強い気持ちで来るのならば、それを超える気持ちで日本も試合に臨む。
 
 そして、タフな戦いの中で自分たちの流れをつかむ。
 
 日本には、それが出来る選手が集まっていると信じたい。
 
 改めて……、がんばれ日本! 

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