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竹パウダーで防草効果はあるのか?

竹をチップにしたりパウダーにしたり、兎に角粉砕して地面に厚く撒けば・・・『雑草が生えない!』らしいのです。
竹パウダーの利用法を模索しているので早速実験してみました。

実験開始!

上の写真は竹パウダーを敷設した4月上旬の写真です。約3cmの厚みで敷設しました。

①・②の部分は雑草をきれいに抜き、レイキで均した。
③の部分は背の高い雑草のみを抜き、地に這っているような雑草はそのままにして上からパラパラと撒いた。

1か月後の様子

③部分に雑草が・・・。

③の草をきれいに抜かなかった部分に雑草が目立ってきました。竹パウダーの量も少なかった様子なので①・③に竹パウダーを追加し、③は雑草を抜きました。

更に1か月後、昨日の様子。

竹パウダーを敷設していない下部分には元気な雑草が生い茂っている。


①琵琶の葉や実が落ちているが草は生えていない。


②スモモの実と共にちらほらと雑草が見える。


③雨水桝の周囲に元気な雑草が。その他の部分もちらほらと。

①は雑草無。 ②はやはり薄い敷設の為、雑草が生えてきた。③は雨水桝周りの厚く敷設できない所に集中して雑草が生えてきた。

雨が降ったらどうなるのか

本日は一日中雨だが水溜まりはできない

今日はここ、奈良県天理市としては一年に一度あるかないかの降水量でしたが雨水は表面に水溜まりを作ることなく浸水しています。

総合評価

  • 現時点での結論は竹パウダーは防草に効果的です。レンガなどで囲ってやれば雨水での流出もありません。水溜まりもできません。風で飛び散る事もありません。

  • 敷設方法としては事前に雑草を抜くべきです。厚みは余裕をもって10cm程度が望ましいように感じます。

  • また、パラパラと撒く、レイキで均すだけではなく、コテのようなもので抑える方が良さそうです。

  • 防草効果は5年続き、竹パウダーを追加すればその後も期待できるようなので引き続き経過観測をしていき、効果的な敷設方法を探っていくつもりです。

尚、この実験場には琵琶の木・スモモの木等を植えていますが、葉などに変化はなく、実も大きく育っています。ちなみに化学肥料は無施肥です。
竹パウダーは果実の生育や味にもよい効果があるのでこちらも併せて観測します。何せ収穫し、食さないと分かりませんので・・・。

薬で土を汚染する心配のない100%天然素材の防草材です。薬品を長期使用すると果樹が枯れる危険もありますが、この方法だと夏場の草刈りからの解放とおいしい果実の収穫という一石二鳥が狙えそうです‼

弊社のお話

弊社(株式会社K's工房)は奈良県で竹チップ・竹パウダーの販売を始めました。
又、処分に困っている竹を引き取っています。粉砕し上記防草材に利用したり、それをまた発酵させ田畑の土壌改良材や堆肥として利用します。厄介者の代表のような竹ですがその特徴を生かし、自然のサイクルに則った利用は無限大で、ヒトの健康にも大地の営みにも副作用なく貢献出来るものと考えています。ご興味のある方のご連絡をお待ちしています。
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