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2020/09/24(木)

私の今居住する所の付近には, 2級河川が流れている。時折、川沿いを歩くのであるが、当川は護岸工事された上に高いフェンスも貼られており、足を踏み入れることは疎か、水中を覗くことも容易でない。住居から遠くないところを流れる他の河川も、また同様である。街に(複数の)川が流れていることは素敵なことだ。せせらぎが、街の風を彩ってくれる。しかし、だからこそ、であろうか……もっと川に気軽に触れられる街づくりを期待してはいけないか。水の事故が生じる危険性が挙げられる場合のあることを、私も知っている。工学における科学的進歩は、近年は数等目覚ましいものがあろうが、これが自然から私たちを遠ざけることに用いられてきたのでないかと、今一度問うて良かろう。自然と人々が安全に親しめるように用いられてこそ、科学への信頼性を高めることは、いうに及ばぬ。そうした取組みも、当然ながら、各地であろうが、そうした議論を起こす契機などは、やはり本来は住民の声に由るべきなのだろう。その際、水害から街を如何に守るかというのが、おそらく第一の論点となるだろうが、これが川をあって無きものとするような方策の理由にとられるのは、きっと望まれない。

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