Vol.48 教材研究「大造じいさんとガン」④

 今日は、生活・総合の校内研究があります。個を見取ること、探ることを大切に授業を見たいなと思っています。 
 今週は、木曜日にも国語の校内研究会があります。今日は、その事前授業をやります。これまで一人ひとりが追究してきたことが重なるような場づくりができたらいいなと思い、朝から授業を練っています。

 子どもたちは「大造じいさんとガン」を読んで、一人ひとり様々なところにこだわって読み深めてきています。「ここがいいな、素敵だな、だからここをもっと読み深めたいな」と物語の魅力が自分の土台となって読み深めている子もいれば「ここがよくわからないな、どうしてかな?」という問いがその子の追究を支えているといった場合もあります。ただ、問いを追究している子も、問いを追究していった先に「物語の魅力」に気づくんじゃないかなとも思っています。

 今日は、「大造じいさん」という人物を通して、お互いの考えを聴き合う場になるのかなと考えています。もちろん「大造じいさん」だけでなく、大造じいさんに関わっている「残雪」や「おとりのガン」のこともきっと出てくると思います。心情・行動・会話・情景描写などからこれまであれこれ考えてきたことを聴き合い、クラスの友達の読みを知る。そして、この物語全体を支えている「物語の魅力」というものはなんなのかというところに目を向ける。

 また、授業をやったあと、どこかでふりかえるようにしますね。どこかで「大造じいさんとガン」について一緒に考えてください・・・

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