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WebディレクターのWebデザイン論

「カッコいいデザインがいい!」
「シンプルで見やすいデザインがいい!」

…これはWebディレクターの心の声です。

もちろん、Webディレクターも「カッコいいデザイン」や「見やすいデザイン」がいいです。でも、バナー広告が多かったり情報過多でごちゃついた印象を受けるサイトやUIが少し古いサイトは数多くあります。他にも最初はシンプルで見やすかったサイトが数年経つとごちゃついた印象のサイトになることもあります。

それは、なぜでしょうか?

自分は、Webマーケティングの領域まで行っているWebディレクターなので、その視点で見解を述べたいと思います。

Webディレクターが求めるデザインとは

インターネットが日本に普及してから約14年。日本では約9,100万(2018年)ものWebサイトがあると言われており、その間の技術が大きく前進したこともあり、Webデザインは大きく変わっていきました。

それでも広告代理店側と制作側、自社でサービスを運営している場合であれば、ディレクター陣と制作陣でWebデザインについて乖離が生まれることがあります。

冒頭で記載した通り、ディレクター側も内心は「カッコいい」や「シンプルで見やすい」Webデザインがいいと思っています。

ただ、忘れてならないことが2つあります。

・Webサイトはマーケティング戦略においても重要な位置付になっており、収益の柱の1つになっているということ。

・ユーザーは、カッコいいデザインだからサイトを使ってくれるわけではないこと。

つまり、Webディレクターが求めるWebデザインは、Webサイトでしっかり収益を生み出すことができる、または収益に間接貢献ができるデザインであったり、カッコいいや見やすいデザインではなく、ユーザーが使いやすい、ユーザーが求める内容に気づきやすいデザインを求めることが多いです。

Webサイトは収益の柱である

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Webサイトがコーポレイトサイトなのか、キャンペーン用のLPなのか、ECサイトなのかによってWebデザインは異なりますが、基本的には企業の利益につながる設計しています。

<コーポレイトサイトの場合>
企業の紹介だけでなく、依頼が来るように設計しています。商品・サービスがあるサービスであればその商品紹介、または購入できるように設計します。ユーザーがそこに求めているのは「カッコいいデザイン」ではなく、しっかり商品説明が記載されていること購入導線まで迷わないことです。

<ECサイトや記事メディアの場合>
LTVを向上させるために設計をします。サイト訪れた時の顧客満足度を高める必要があるので、サイト内回遊を高めることで直帰率を下げ、顧客満足度を高める手法や何度も訪れることでポイントが貯まる仕組みを導入したり、閲覧したページを基に見たいページをキュレーションする等の設計が必要となります。また、ある程度トラフィックがある場合は、PR枠を用意することで広告収益を得ることができます。こちらは記事メディアでもよくあるマネタイズ手法です。

デザイン的な側面も重要ですが、Webサイトでマネタイズさせることが目的になっているので、目的に沿ったデザインにする必要があります。

カッコいいデザインだけでは使われない!?

自分の経験上ですが、最近では少なくなったWebサイトの全面リニューアルを20サイト近く経験しています。
デザイン面は格段によくなり、UIを使いやすくなったと思いましたが、想定の効果は得られないことが多く、費用を掛けた割には、ユーザーは増えなかったり、ユーザー数は変わらないものの、回遊数が減って購入率が下がるといったこともありました。

社内では「デザインがカッコよくなっていい!」
ユーザー調査では「デザインがカッコいい!」

とべた褒めにも関わらず、サイト利用の数値は減少、それに伴い売上も落ちていくこともありました。

重要なのはカッコいいデザインではなく、訪問してくれたユーザーを理解し、ユーザーは何のため訪れたのかをしっかり理解し、その答えに導いてあげることです。

スティーブン・ジョブズも言ってましたが、「デザインはどう見せるかではなく、どう機能させるか」が重要だと考えています。

4.まとめ

Webサイトは収益の柱になっていることが多く、カッコいいデザインだけではユーザーが使ってくれるというわけではありません。ただ、世の中には「シンプルで見やすいデザイン」や「カッコいいデザイン」とマネタイズ側面を両立させているWebサイトもあります。

企業としてユーザーベネフィットを考え、余計な情報をユーザーに届けないといった方針でWebサイトを運営しているメディアは、自分の主観ですが「シンプルでみやすい」「カッコいい」分類に入り、マネタイズもしっかりしています。

自分自身もそういったWebデザインにできるよう日々取り組んでいきたいとと思います。

※本記事内の内容は、Webデザイナーを目指していたはずが、Webディレクターになってしまった自分の考えを記事にしたものです。
また、すべてのWebサイトに当てはまるわけではなく、普段見ているおおよそのサイトに当てはまると思っております。


読んでいただきありがとうございました。
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