合気道の達人技の難しさ
以前、簡単ではありましたが、合気道の達人は本当かどうかを解説してみました。
この二つを見てくれた方は、今まで合気道はやらせだろうと思っていた人も、「どうも少し違いそうだぞ」ということは、分かって貰えたのではないかと思います。
今回は、そのちょっとした続きです。
動画を見る分には、合気道の達人技は、一見簡単そうに見えます。
しかしそれは、達人だから出来ることであって、合気道を何十年と稽古した人でも、皆が皆出来ることではないのです。
それがよく分かる動画があるので、見てみて下さい。
これも塩田剛三氏の動画になりますが、何年も稽古した弟子同士が、力を入れて耐えると、倒すことが出来ません。
しかし塩田氏が少し動くと簡単に崩され、また弟子のあるポイントを抑えただけで、不思議と技がかかってしまう。
合気道をやっているからと言って、皆が皆、不思議な技を出来るものでもないのです。
また武道は元々秘密主義ですが、合気道も秘密主義な所もあって、こうしたものは中々出来なかったのです。
これももしかしたら、先生を相手にした時だけ、弟子が気を使って、わざとに倒れているんじゃないか、と思ったかもしれません。
しかし、もしそうだとすれば、ポイントを抑えた時に、おかしな時間差が起きたりします。
また死角に入る所では、倒れるタイミングに気づかず、そのまま耐え続けたりしてしまいますが、そうではないので、何らかの力が実際に働いたことが分かると思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?