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合気道は強いのか弱いのか?

合気道は、スポーツや空手などの武道に比べ、取り組んでいる人が少ないため、一体どういうものなのか、余り知られていません。

そのためイメージや一括りにして、考えられることが多いですが、そうしたことから、色んな誤解が起きているように思います。


まず空手やボクシングなどでは、弱い人がいたからと言って、空手やボクシングが弱いということにはなりませんし、

グレイシー柔術が、どんなに優れたものであっても、中年のおじさんが、少しやった所で、ヒクソンのようにはなれないのと同じように、

合気道も、一括りにして考えるものではなく、全て個人的な問題になるということを、前提として分かっておく必要があります。


次に、一口に合気道と言っても、色々な合気道があり、たとえば、合気道開祖、植芝盛平が言う、合気道であれば、最強のようなものかもしれないし、植芝盛平自身も、相当な達人だった、というのが私の考えになります。

これは逸話の様なものだけでなく、当時は強い人たちが合気道を習いに行って弟子になったり、力士やボクサーなど、名のある人が挑んでも、それを倒したりし、

またそうしたことから、政治家や軍関係者などが集まってきたことなどからも、少なくても弱いとは言えないし、それなりの実力を兼ねそろえていたと考えることが自然です。


それに対し、女性向けのカルチャースクールで行っている合気道だとか、週二回ぐらいの合気道、怪我無く優しくゆっくり稽古するような道場の合気道では、プロの格闘家の様には、まず強くなれません。

その合気道のことで言えば、プロの格闘家や試合などを行っている格闘技に比べると、合気道は弱いものになるのではないかと思います。


それとスポーツや格闘技では、先生が選手を強くするために、最大限の努力を行いますが、合気道などの日本の武道は、元々秘密主義であったこともあって、

先生が弟子を強くするために、全てを教える、弟子が強くなるよう、師匠がコーチングなどを勉強する、などということは余りしません。


合気道というのは、極意の様なものを身につけて行ってこそ、合気道の本当の力を発揮することが出来ますが、

そうしたものを教えられなかったとすれば、「仏作って魂入れず」の合気道となるため、そうした合気道も、余り強いものだとは、言えないのかもしれません。


もう一つ言えば、才能や素質のある人の多くが、スポーツや他の格闘技に流れる傾向にあり、その残りが合気道に集まってきた場合、素材が違うと、単純比較が出来ないため、その辺のことも、多少考慮した方がいいようにも思います。


こうしたように合気道は強いと言えば強いし、弱いと言えば弱いというのが、答えになりますが、もっと単純な答えを知りたいという人のために言えば、スティーブンセガールは、合気道を習っていましたが、相当な実力でした。

それを考えると、合気道も結構強いのではないかと思います。


他にも、合気道は日本とは違い、海外では非常に人気ですが、非常に上手く合気道を活用していて、実力もそれなりにあるように見えます。



合気道が強いのかどうかをまとめると、強い人は強いし、弱い人は弱いです。

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