見出し画像

ファイルオペレーション始動 ~思い出のスーパーロボット大戦~

昨日から「スーパーロボット大戦F」(以下「F」)をはじめました。
Psvitaが持つ悪魔の機能・ゲームアーカイブスでDLしたものです。

私が本格的にプレイしたスパロボはスーパーファミコンの「第4次スーパーロボット大戦」。
当初「F」は「第4次」をベースにしたリメイクとして開発されたのですが、ほぼ完全新作といってもよいくらいの別物の仕上がりとなっています。
発売が延びに延び、しかもディスク一枚ではおさまらなくなってしまったことで前半部を「F」として発売。
その後、後半部を「F完結編」として発売された大ボリュームのスーパーロボット大戦です。
プラットホームをスーパーファミコンから次世代機であるセガサターンに移行。
続いてプレイステーションに移植されたことで新たな境地を開いた作品といえるでしょう。
(マシンパワーの差でとくに音源などはセガサターン版の方が評価が高いですが、個人的にはプレイステーション版の方が思い入れがあって好きです)

一番の衝撃は戦闘がオリジナルキャストによるフルボイスとなったことですね。
当時はその進化っぷりにワクワクしながらプレイしたものです。
いまでこそ当たり前ですが、まだその頃のゲームは「フルボイス」が大きなウリになる時代だったのですよ。
(正確には「F」に先立つ「新スーパーロボット大戦」が初の戦闘フルボイスでしたが、私がプレイしたのは「F」の方が先なので)

正直言えばゲームシステムやインターフェースは「第4次」と比べてほとんど進化していないです。
それはまた、そのまま「第4次」の感覚で「F」をプレイできたということで長所と捉えることもできるかもしれません。

そうそう、社会現象化していた『新世紀エヴァンゲリオン』が初参戦したのも「F」でしたね。
他の初参戦は『伝説巨神イデオン』『トップをねらえ!』。
テレビCMで出てきたこの2作品の主人公ロボットを見たとき「(イデオン)なんだ?このジムは? (ガンバスター)黒いサザビー? 敵のボスか?」と思ったのは若かりし日の思い出。
いまはすっかり見なくなりましたが当時はよくテレビでゲームのCMやっていましたね。
「F完結編」の「根性!必中!魂!ひらめき!熱血!究極のロボット大戦F!!」というスパロボやっていないと意味がわからないCMソングはいまでも克明に耳に残っています。
(「第4次」を移植リメイクした「第4次S」の「聞こえるか?魂燃える戦士の声がー♪」というCMソングも熱かった。)

プレイステーションのオリジナル版は1998年。
そうか…あれからもう20年以上経ったのか…

さて、この「F」はかなりゲームバランスが尖っていて歴代スパロボでも最高クラスの難易度を誇るといわれています。
そして、ロード時間が長い+いまでは当たり前の戦闘アニメskipができないため、現在の基準で考えると主に精神的な面でプレイのハードルが結構高いです。
20年以上経ったいま再プレイするのは正直思い切りが必要でした。

いざはじめてみると…案外いける。
いや、懐かしさも相俟って普通に楽しめる。
確かにテンポは悪いですが全然面白いです。

スパロボの楽しみといえばプレイ中に遭遇したキャラやロボットが記録されていくロボット図鑑とキャラクター図鑑。
この機能が実装されたのは「第4次」から。
100%コンプリートを目指すのがシリーズ恒例のやり込み要素です。
その日のプレイの終わりに図鑑に追加されたキャラやロボットを確認するのがお決まりの楽しみでした。 

また、いまのスパロボにはないお楽しみにカラオケモードというのがありました。
文字通りカラオケを楽しめる機能です。
当時はいまのように動画サイトも音楽ダウンロードもなかったので、ゲーム中に流れる各ロボットのテーマ曲の歌詞を知る数少ない手段でもありました。
より一層作品に気持ちを込めることができた好機能だったのですが残念ながら初搭載の「第4次」から数作品しか実装されていません。

プレイステーションの実機でプレイしていた世代には再プレイをオススメします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?