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歴史本の山を崩せ

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歴史本に関するレビューです
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#中国

【歴史本の山を崩せ#034】『実録三国志』于涛

≪中国人研究者による三国志前伝≫1800年も前の異国の歴史なのに日本人が大好きな三国志。 令…

鉄仙斎
3か月前
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【歴史本の山を崩せ#020】『中国注疏講義』古勝隆一

《注疏を通じて海のように広く、沼のように深い漢文の世界を味わう本》 専門的に漢文を習った…

鉄仙斎
1年前
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【歴史本の山を崩せ#005】『曹操』三国志学会

曹操(そうそう)― いわゆる三国志の三国のひとつである曹魏王朝の礎を築いた人物です。 中…

鉄仙斎
1年前
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【歴史本の山を崩せ#031】『朱子学入門』垣内景子

《カジュアルな朱子学入門書》 朱子学といえば中国を代表する超有名な思想です。 本場である…

鉄仙斎
1年前

【歴史本の山を崩せ#030】『科挙』宮崎市定

《東洋史学の泰斗が遺した珠玉の一冊》 宮崎市定は京大学派の東洋史学の泰斗です。 …とはい…

鉄仙斎
1年前

【歴史本の山を崩せ#026】『趙紫陽極秘回顧録』趙紫陽

《改革開放、そして六・四天安門事件について語った貴重な証言》 趙紫陽は胡耀邦とともに、鄧…

鉄仙斎
1年前

【歴史本の山を崩せ#010】『曾国藩』『李鴻章』『袁世凱』岡本隆司

毎週一冊、歴史本を紹介させてもらっている【歴史本の山を崩せ】。 今回は三冊まとめて紹介します。 #008でも紹介した岡本隆司さんによる新書です。 清末民初…すなわち内乱と西洋との接触によって伝統中国からのいわゆる近代化に向かう中国。 この時代を代表する三人…曾国藩、李鴻章、袁世凱の評伝です。 世界史の教科書で一般にも有名な林則徐や孫文ではなく、この人選はなかなか渋い。 一番最後に書かれた曾国藩のあとがきでも触れられているとおり、期せずして三部作となった三冊。 もちろん、単独

【歴史本の山を崩せ#008】『近代中国史』岡本隆司

《伝統中国の経済に軸足を置いた秀逸な概説》ここ数年来、中国史の分野で最もノッている研究者…

鉄仙斎
1年前

【歴史本の山を崩せ#004】『則天武后』氣賀澤保規

始皇帝からラストエンペラーまで。 中国では二千年以上の間、数百人もの皇帝が誕生しました。 …

鉄仙斎
2年前