安い家を買い貸したり転売すると儲かるのか?

昔と違い今ですと0円などで売っている廃屋や、10万円ぐらいで売っているワンルームマンションなどがあります。しかし東京近郊の八王子などですと、安値なワンルームマンションで250万円ぐらいです。

株やFXなどの投資は急変し、投資金額の20万円が10万円に減るような大損することがあります。しかし不動産投資は例えば貸し部屋ならワンルームマンションを10万円で買い、1ヶ月3万円で貸しますとすれば、4ヶ月で元手が回収できてしまいます。

しかしワンルームマンションで10万円といっても、前居者が滞納している管理費が数百万円たまっているので払ってくださいという、見えないコストがあるので注意です。

また古い家ですとリフォームに数百万円もかかってしまうなどもあります。しかしこのリフォームというのも日曜大工レベルの個人がしても、出来てしまうのものです。

たしかに建築士や電気配線の場合は電気工事士などの資格はいりますが、しかし資格が必要ない作業が大半だったりします。


転売は結構リスクがありそうです

販売価格が0円や10万円となると、自分で安値でリフォームなどをした後に、転売してみようと思う人も出てくると思います。

まず個人ですと宣伝力や信用がなさすぎて売れないのが現実だと思います。これはSNSや動画などでリフォームなどの作業を最初から公開し、「他の大企業の商品などよりも便利ですよ」という、物凄く宣伝しまくるしかないでしょう。

株は会社が倒産や上場廃止などをすると、数十万円もが紙くず同様になります。0円の家などは土地がもらえるので、ここが一番凄いところです。土地というのは他のものと違い、銀行でさえ借金をする時の担保という信用が得れます。

また不動産の転売は税制的も不利な点があります。そもそも不動産の取得は、他の年利が十数%も取られる借金と違い、住宅ローンは2%程度と日本は外国と比べても低金利です。

銀行などから見ても、株やFXは不安定なので事業としては見られませんが、不動産投資は唯一安定的な事業として、公務員でさえ副業可能です。ただし公務員は株やFXなどの投資や家事手伝いや本業で必要な仕事と不動産賃貸業という、4つのみが副業可能です。

そして短期で不動産を転売すると税金がかかります。取得から5年以下ですと、税率が約40%で、5年以上ですと約20%です。そして国内の株やFXは約20%です。これは税制と手数料的には、短期だとFXが一番安いです。

しかし不動産だと買い手が1人もいないなどと少なく、ドル円などのFXは買い手が数千万人などと、世界一レベルに多いという格段の差があります。ただし不動産は生活必需品であり、また売っている件数が少なくもあるので、こうなると判断は難しくなります。

これが「何をしても儲けるのは難しい」や「FXや不動産投資などは参加者の9割は儲からない」ということです。これは物凄く細かく、特に需要を調べるしかないです。これは他のビジネスでも何でも共通しています。

多くの人は他人が高値で買い、自分が持っていない物を欲しがり、それを買うと物あまりをし、転売できないので大損をします。これは消費税が増税される前に買うよりも、「今のその買いたい物の価格が高すぎではないか?底値か?この先も需要があるか?」などを考えないと、無駄に在庫をかかえる損をします。


【参照】不動産の税率

●短期譲渡所得
所有期間5年以下(売却年の1月1日時点)
所得税 30.63% 住民税 9% 合計39.63%

●長期譲渡所得
所有期間5年以上(売却年の1月1日時点)
所得税 15.315% 住民税 5% 合計20.315%

※不動産もFXなどの投資も、高額所得になると高税率になる累進課税ではなく、仮想通貨は累進課税なので、低額所得なら仮想通貨や海外FXや労働が税率的にお得で、高額所得ならビル経営などの不動産や、仮想通貨ではない国内口座を使った株やFXなどの投資がお得ということです。
 

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