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2021/4/26 イベント盛り沢山、フレキシブルな対応を!

Ken:前日のキャピタルゲイン増税観測もあり、日経、クロス円は軟調でオープン。ドル円はこのクロス円の売りに加え、GW前の実需の売り観測もあり安値107.80lvlをヒット。ただ、その後の日経の強い押し目買い意欲が、ドル円の下値を引上げ膠着状態は継続。豪円は豪PMIが好結果だった事でショートカバー優勢で高値83.50lvlまで上昇。欧州時間、良好なユーロ圏、英国のPMI速報値の結果を受けて、ユーロ、ポンドの上昇が先行し、その流れがドル円でも優勢になり一時107.48lvlの安値を付ける。NY時間、3月米新築住宅販売件数が大幅に予想を上回ると、米長期金利の上昇と共にドル買いが優勢になり、108円台を回復、ただ堅調な株価がリスクオンのドル売りを再度加速させユーロが1.2100lvlまで上昇すると、ドル円は107.85lvlに上値を切り下げて終了。その株価は前日のキャピタルゲイン課税の引き上げ報道から一転、実施にはハードルが高いとの認識から大きく買い戻しが優勢になり3指数ともプラスで終了。
ポジションは、ドル円ロングは残念ながら一旦107.70でカット。豪円は83円ミドルで売り増し、ショートキープ。
週末のニュース
・米CDCはJ&J製ワクチン接種の再開を発表。
・菅政権発足以来初の衆参3選挙は自民の2敗1不戦敗。

BOSS:米国PMIが過去最高値を叩き出す等、指標が強く、10年金利が1.53→1.57。株価も堅調となりました。
ポジション:ドル円:予定通り売り回転に成功。中期レンジは107.50/108.50想定、且つ金曜日だったので、豪円ショートも含めほぼ全てドル円107.60割れの時にclose。一部残したポジションも、恐ろしく強いPMI等でカット。SQです。

Ken:さて今週はイベント目白押し、BOJ金融政策決定会合、FOMC、1-3月期米GDP速報値、4月中国PMI、4月ユーロ圏HICP速報値、3月米PCEデフレーターとなります。28日にはバイデン大統領議会演説、また米決算発表も本格化、GAFA+Mに注目です。
・日米とも金融政策は据え置きが予想され、イベントリスクは小さいと想定してますが、ETF買い、テーパリングに関するコメントには一応要注意。特に先週BOCがタカ派姿勢を示した後ですから、リスクは金利上昇方向ではないかと想定。
・バイデン大統領の議会演説では、インフラ投資、気候変動対策に対する財源として、富裕層へのキャピタルゲイン課税の引き上げについてに注目が集まってます。既報通りならインパクトは限定的と想定。個人的には、増税に対しては議会通過は難しいとの見方が多数を占めてますが、それと同時にバイデン案のインフラ投資計画可決の可能性も下がり、株価にとってはネガティブなのではないか。
・米経済指標、決算発表が最も注目度が高く、結果次第では来週のISM、米雇用統計への関心度が更に高まり、金利上昇、ドル買い再点灯のきっかけになるかも。中期的ドル高ビューは変わらず。
・日本についてはワクチン接種の出遅れ、3度目の緊急事態宣言、週末の自民の国政選挙の散々な結果を踏まえると、日経株価の下落リスクはまだ継続ではないのか。その時為替はクロス円の売りになる可能性大。GW前の実需フロー動向に注意。
・直近の仮想通貨の下落、米株価の高値圏での停滞と、一時期の力強いリスクオン相場に陰りが出ているように思えます。今週も一つ一つイベントをこなし、株、金利の動きを見ながら、強い先入観を持たずに対応していこうと思ってます。

戦略:豪円ショート(84.10)
・ドル円は週足で3週陰線、転換線107.94も下回りドル売りセンチ継続。雲上限、直近の上昇102.59-110.97の半値戻しの106.70-80まであるのか?米10年金利1.5%がサポートされるかがキーポイントになりますが、上値が重い状況は変わらず。日足でも雲に突入しサポート要因がひとつ消滅、転換線が108円ミドルまで下落し上値を重くします。時間足では、雲が薄くて上抜けするチャンスに見えます。継続的なドル上昇にはまだ時間かかりますが、ショートカバーの可能性は高まりつつあるのかも。
・豪円は週足は横横継続、日足では高値が日々下がって下目線を継続してます。雲83.95-82.32の中での動きがメイン、4時間足雲83.72-92がレジストされ、直近の安値83.00-10をブレイクすると下値モメンタム拡大すると想定。株価、コモディティー価格の動向が引き続きキーになります。

BOSS:「先入観を持たずに対応」に賛意を表します。このところ株価動向も日替り。米国金利も全くトレンド無く、1.5%台を行ったり来たり。個人的には「短期・イントラデートレード」を継続したいと思います。
注目はやはり米国。企業決算&経済指標しかり、テーパリング@FOMCしかり、バイデン大統領の議会演説しかり。株価や金利に影響を与えそうな物には要注目です。
片や日本…Noワクチンなので、集団免疫は一向に上がらず、コロナ終息には程遠い事を知りながらも謝罪を繰り返し緊急事態宣言をする首相。一方で、感染者数、死者数の少なさや、経済を両立させているとの認識で世界からは絶賛されている日本政府。
しかしながら選挙は負け…不憫過ぎます…
外国人の日経買いは「自民党政権」が条件なので、やはりこの週末の連敗は今後の国政選挙での「負け」を連想させ、日経には悪影響ありかと思います。週明けの動向には注意です。
為替に関しては…長らくやってますが、日本の政局が為替に影響した記憶があまり無く…それこそ「先入観を持たずに対応」したいと思います。
戦略:ドル円: 日足雲中突入。時間足がCap中。ともかく戻り高値は時間足雲が止めてます。イントラデー基本路線は時間足雲上抜けるまでショートが正解なんだと思います。とは言えあまり熱くありません。米国金利が大幅低下するか、日経崩落でクロス円が売りにならない限り…108.00+/-30銭程度のレンジになりそうな気がしてます。ただ、時間足雲がクリアに抜けるなら108.50程度までのショートカバーありかなとは思います。

Ken:了解です。中々クリアーなアイディアを描き難いですが、今週も頑張ります♪

BOSS:今週も頑張ろう!


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