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2021/6/21 ドル上昇からクロス円下落に!



Ken:5月日本CPIは予想通りで無風、仲値の実需の買いもありドル円は110.33lvlの高値を付ける。その後は日経が前日のナスダックをフォローする形で堅調にオープンするものの、週末前の売り圧力も強く上値を切り下げ、また上海株の下落もあり、クロス円の売りが徐々に優勢になりドル円は110円割れ、豪ドルは3月の安値0.7530lvlをブレイク。BOJ金融政策は据え置き、資金繰り特別プログラムを半年延長を決定。欧州時間、5月英小売売上高が予想比悪い結果になりポンド売りが先行、連れてユーロも下攻めに。欧州株価が軟調でクロス円の売りが更に優勢になり、ユーロ、ポンド、豪ドルの下落を後押し。ドル円はドル買いと円買いに挟まれ一進一退。NY時間、ブラード米セントルイス連銀総裁のタカ派なコメントにドル買い、ドル円は一時110.50lvlまで上昇するも、米10年金利が1.43%まで低下した事、株価が大きく下落しクロス円の売りが続いたことで上値を切り下げる展開。ユーロはドル買い、ユーロ円の売りに終始上値が重く1.1865lvlで安値引け。株価は、ブラード総裁のコメントで米金融緩和政策の早期解除懸念から3指数とも大幅下落。米金利は2-5年が上昇、10-30年が低下とフラットニングとなりました。原油は売り先行でしたがOPEC関係者からの米国シェールオイル供給が限定的との見解から71ドル台に反発。
ポジションは、豪ドルを0.7530割れでストップエントリー、週末前という事もあり、ユーロ1.1870lvl、豪ドル0.7495lvlで一旦利確しSQ.

BOSS:「金利と株式市場が落ち着いているので様子見」宣言しましたが…「どこがやねん!?」とツッコミの入る展開でした。
米国金利はフラットニング~株価は世界的に下落。為替市場ではクロス円が続落となりました。
ポジション: 様子見宣言したものの、金利&株式市場を見て、豪と英を対ドルで極小ショート参戦。

Ken:さて今週ですが、6月ユーロ圏PMI速報値、1-3月期米GDP確定値、6月独IFO、5月米耐久財受注、5月米PCEデフレーター、米2・5・7年債入札、パウエルFRB議長議会証言、ラガルドECB総裁議会証言に注目です。
・先週、FOMCではタカ派姿勢が明確に、ブラード総裁による2022年後半での最初の利上げの可能性のコメントもあり、リスク回避の動きが株価・債券・為替で起こりました。金利から株価にメインドライバーが変わり、為替はドル買い一色からクロス円の売りに。
・今週は引き続きドルインデックスは堅調地合いをキープしてることからドル上目線は継続。ただ株価はテクニカルに下目線、ですのでクロス円の売りをメインにする予定。米PCEデフレーターが好結果になれば、早期利上げ観測が高まり、株価・クロス円の下落が加速する要因に。
・債券市場もリスク回避の動き、2-5年金利上昇、10-30年が低下となり神経質な展開だったことから、米国債入札2-7年には注目。フラットニングが続くようならクロス円下落を加速させる可能性あり。
・ユーロに関しては、先週レーン理事のコメントから下落が始まり、欧米金利差拡大・欧州株大幅下落とベアー要因ばかり。今週は経済指標が下振れした場合は売り圧力が高まるかも。
・豪ドルも株価との相関性が高いので下目線、また中国への批判が強まる中、米中・豪中関係悪化が強まることも予想され豪ドルにはネガティブ。ただ先週の雇用統計は好結果、今週発表の小売売上高が強くなると次回のRBA理事会での債券買い入れ延長への影響が出るため要注意。

戦略:現状SQ
・ドル円は、日足で十字線となり膠着感強まってます。日足転換線110.02、基準線109.69、21日線109.70とサポートになり中期上目線ではありますが、クロス円の売りがメインドライバーの中ではひょっとしたらの下落を考慮しなければと。時間足の雲110.30-50が上値を抑えそう。まだエントリーする地合いではないと想定し様子見継続。
・ユーロは週足雲の上限で一旦止まってます。今週は1.1865に位置しこのレベルをクリアに下回ると3月末の安値1.1700lvlをターゲット。日足雲上限1.1940lvl、200日線1.1995lvlがレジスタンス。時間足の雲も1.1940-1.2010にあり、1.19ミドルからSell on Rally 。
・ユーロ円は昨年11月からサポートだった週足転換線131.85をブレイクし、この2日で3円下落しほぼ安値引け、週足MACDもデッドクロスし下目線継続。日足雲下限130.60lvlが切れると、週足の基準線129.60lvl、200日線127.65lvlが視野に。日足雲上限131.60lvl、週足転換線132.17lvlがレジスタンスに。21時間線レベル131.02から売り指値. Sl 132.20
・豪円は週間で2.5円下落しスピード違反っぽく見えますが、株価が今週も下落なら豪円売り継続と考えてます。直近73.18-85.80の上昇の38.2%戻し80.98がターゲット。日足転換線83.74、基準線83.80がレジスタンス。21時間線レベル82.85からの売り指値検討。sl84.05に

BOSS:今週はパウエル議長のみならず、本日NYC連銀、明日はパウエル議長に加え、クリーブランド&サンフランシスコ連銀。その後アトランタとボストン連銀と講演や証言が続きます。こちらからの発言内容にも市場は影響を受けそうです。
BTCもマイニング業者の中国での事業停止や、中国当局による採掘取り締まり強化の可能性が嫌気されまたもや下落基調です。
また、イランに保守強硬派大統領が誕生~ウィーンで開かれていたイラン核合意協議が休止となった模様です。保守強硬派大統領誕生がイラン核合意復帰を妨げるものなのかはまだ不明ですが、この大統領は、トランプ政権下で制裁対象とされていた人物で、こちらの地政学的リスクにも注目です…
株価に関してはこの一年、調整が続く事が殆ど無く、最近読んだ投資家サーベイでも「今後予想される株価調整は10%以内」との見方が大半でした。10%は充分大きいのですが~今は、この株価調整モードをフォローし、ドル買い&クロス円売り目線で行こうと思います。
戦略:Gbp$: 週足3連続陰線で高値から400pts程既に下落。ある程度の戻しもあるかと思います。レジスタンスは弱いですが時間足基準@1.3865。1.3920には上昇時強力サポートであった21週移動平均線がレジスタンスと変貌。何より気になるのは、ただの偶然ではありますが、月足一目均衡表。過去10年以上、月足雲上抜け後反転を繰り返してます。先月抜けましたが、また現状雲中…雲上@1.3960は要注意レベルです。ポジションは現状極小ショート。1.3850/1.3920でショート積み増し。s/l@1.3980。
ドル円: クロス円の売りとドル買いで読みづらい展開です。様子見継続。
Aud$: こちらも高値から400pts程既に下落。週足や月足雲が間近…極小ショートはkeep。

Ken:了解です。では本日も頑張ります♪

BOSS:(^^)v


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