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2021/6/10 今週のメインイベント、マーケットはリスクオフを想定。だとすると為替は?


Ken:原油の上昇が止まらない、一時70.60ドル近辺まで。この動きに為替は緩やかにドル売りに反応、ユーロは1.2185lvl、ドル円は109.40lvlに、ただ強い方向感なく小動きに終始。5月中国CPIとPPIが発表、強弱入り混じり反応薄。欧州時間、MPCメンバーによる金融引き締めのコメントを受けポンドが上昇、1.4190lvlに、連れてユーロも底堅く推移。米10年金利が1.5%を割り込んだこともあり、ドル売りが加速しユーロは1.2215lvl、ドル円は109.20lvlをヒット。NY時間、重要な米指標もなく様子見モード。10年利回りが1.47%lvlを底に反発したこと、またロンドンフィックスでのドル買いが散見されたことで、ドル円は109.65lvlに反発、ユーロは1.2175lvlにバックダウン。株価は、米CPI発表前の利確の売りに押され3指数ともマイナスで終了。原油は、経済正常化からの需要拡大期待で底堅く推移したものの、在庫積み増しの発表で売りに反転し69台後半に上値を切り下げて終了。
ポジションはユーロショートキープ。

BOSS:やはり方向感の無い展開となりました。少し踊ろいたのは、10年債利回りが反転と同時に始まったドル買い! ロンドンFIXと相まって思いの外大きな動きとなりました。
ポジションは変わらず…
ドル円極小ショートです。

Ken:さて本日は、今週のメインイベントECB理事会と5月米CPIです。
ECBに関しては据え置きがコンセンサス、PEPPの縮小期待が高まるかどうかが焦点でしょうが、ラガルド総裁のコメントから推測し時期尚早と想定。
米CPIに関して、発表前に10年金利が1.5%を割るとこまで債券が買われることを見ると、マーケットは期待値が高いと思ってるか、強い数字でも一時的、テーパリングはまだ先と考えてるのでは。多少の強い数字では反応薄になるのではと推測。ただ為替は金利が下がってもドル売りが加速しない環境に見えるので、ジャッジは難しそうです。マーケットはリスクオフシナリオを想定し、債券買い・株売りをしてるように思えます。とすると為替は、ドル買い・クロス円売り?
戦略:ユーロショート(1.2260)
・ドル円は底堅さを維持、ただ日足転換線109.76と基準線109.33内の動きのため強いモメンタム感じません。時間足のラインが109.35-50にある分、短期で買いが先行しやすい地合い。米CPI後に109円00-20lvlに下落する場面あれば、買い指値を検討。
・ユーロも同様で動意なし。日足転換線1.2180、21日線1.2185にマグネットされる相場。6月の高値1.2254越えにSLセットしてショートキープ変わらず。日足基準線1.2130がサポート。

BOSS:注目の米国CPI!! ですが~Kenの指摘通りなんだよね。4月よりも強い数字が予想されているにも関わらず前夜に10年債利回りが1.5%割れ!!
テーパリング開始はまだ先なのにロングが溜まり過ぎなのでしょう…
一方で金利低下でも為替界ではドル売りに反応してないのも事実…対応が難しい相場つきとなってます。
戦略:ドル円: 今のところ、109.30/80が居心地の良いレンジに見えます。しかも気づいたら時間足の雲上…109.30/50がサポート。イントラデー的には109.30/50買い109.70/90売りと言う消極的なつまらない予想しか思い付かず…やはりCPIを見るまでは動きづらいと思います。ただ、強いCPIでも利回り低下となれば流石に相関性低下中の金利と為替でもドル売り方向に振れやすくなると思ってます。ワクチン代金やオイル代金等実需買いには注意継続です。

Ken:了解です。では本日は頑張ります♪

BOSS:(^^)v


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