竹美映画評100 (Yeah!) 堕落・懺悔・贖罪の国 『The exorcism』(2024年、アメリカ)
実に3か月ぶり位に映画館に行くことができた。ラッセル・熊ロウ主演の悪魔憑き映画だなんて絶対面白いだろという憶測、不穏すぎる予告編が否応なく期待値を上げてくれたのだが、観たら期待以上だった。
あらすじ
アルコールと薬物ですっかり落ちぶれたかつてのスター俳優、アントニー・ミラー(ラッセル・クロウ)は、悪魔祓い映画(明らかに『エクソシスト』のリメイク)での神父役を手に入れる。必死に撮影に臨むもののうまく行かない。問題行動により学校を停学になり、家に戻って来ていた娘リーは、自信を