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Like a radio program…#6

 さぁ、続いても前回ご紹介したブロッサム・ディアリーと同じく、夜の都会にぴったりな、そんなアルバムをもう1枚ご紹介したいと思います。

 DJ KRUSHが1994年に発表したファースト・ソロアルバム、「KRUSH」なんですけど、

 このアルバムはリリースから30年経った今も全く色褪せない、何万回聴いても飽きない、ホントに超 が付く名盤だと思うんですけど、もうとにかく、めちゃくちゃカッコいいですよね、曲が。
 どの曲もブルースみたいなリアルさがあって、ジャズみたいに真剣でクールで、且つエキサイティングで、こういう音ってやっぱり都会ならではというか、都会だからこそ生まれた、まさに都会そのものな空気感に満ちてるんですけど、
 このアルバムに入ってる音楽をヒップホップと呼ぶならば、自分は間違いなくヒップホップが好きだと即座に断言できる、そんな永遠のマスターピース、本当に20世紀が生んだ超名盤の一つだと思うんです。

DJ、ターンテーブルの魅力がこの上なく詰まった名盤

 このアルバムに出会うまではヒップホップと言えばなんとなく「ラップ、ラッパー、マッチョ」みたいなイメージしかなくて、なんとなくヒップホップという音楽を毛嫌い、食わず嫌いしてたんですけど、このアルバムが「そうじゃないヒップホップもあるよ」ってことを教えてくれたというか、このアルバム、このアーティストのおかげでまた一つ新しい音楽の扉が開いて、その後さらに多くのカッコいい音楽に出会えたと思うので、自分の世界を広げてくれた、という点でこのアルバムは自分にとって忘れられない1枚、です。
 いやぁ〜、でも、このアルバムを聴くと本当にDJってカッコいいな、マイルスとかジミヘンみたいにスゲェな…って思いますね。ターンテーブルっていう楽器の魅力がこれ以上ないくらい凝縮された1枚です。


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