見出し画像

動くことが最強のコロナ対策である理由を医学的に解説しました。

昨日の広島は風が強く、職場の外はゴーゴー鳴っていました。
仕事の帰りもとても寒く、冬が近づいているのを感じます。
そんな寒くなる時期だからこそ大切なことがあります。
それは体を動かすことです。

以前の記事で、ヒトは体を動かすことで全ての機能が活性化することを紹介しました。
心も頭も体も、全てがオンになりアクティブになるのです。
逆に寒いからとコタツにこもってジッとしていると、全ての機能がオフになってしまいます。

話はそれますが、もうコタツのある家も少ないでしょうね。
うちもありません。
子どものころ実家にはコタツがあって、冬はドラえもん見ながらミカン食べてました。

すいません、話をもどします。(懐かしくてつい、、、)
どうして体を動かすとヒトはオン状態になるのか、今回も人類の歴史と遺伝子を使って説明します。

ヒトは動く生き物

人類の歴史がざっと500万年間といわれておりますが、そのうちほとんどが原始時代で狩猟と採集の生活をしていました。
農耕が始まったのがようやく1万年ほど前なので、ほんとうに大半が原始時代の生活をしてきたことになります。

そして現在のヒトの遺伝は原始時代からほとんど変化していないといわれており、つまりわれわれ現代人は「原始時代に適した生き物」なのです。
そのため原始時代の生活つまり、動くことによって心も体も頭もすべての機能がアクティブになるといわれております。

原始時代の生活は動くことばかりでした。
電気も水道もなければ、食料も調達することから始め、火をおこすのも一苦労。
朝から狩りに出かける者もいれば、木の実や果物を採って帰る者もいます。

ヒトは「動物」の文字通り、動く動物なのです。
ですから布団やこたつでジッとしていることは、そもそも向いていないのです。

動いて免疫力アップ

また体を動かす効果は免疫力アップにもつながります。

適度に体を動かすことで体温が上がる、体温が上がると免疫が強くなる。
これは風邪をひいたときに熱が高くなるメカニズムと同じで、風邪の時は外から侵入してきた外敵(ばい菌やウイルス)に対抗するために体が勝手に体温を上げます。
免疫が弱い状態だと外敵に負けてしまうので、防御反応が働くことで免疫を強くしてくれるのです。

それに対して自ら体を動かすことで体温を上げ免疫が強い状態をキープすると、そもそも外敵より強い状態をキープすることができます。
そのため熱を出してダウンすることも少なくなります。

ですから体を冷やさないことも大事ですが、運くことで体を温めることがもっと効果的です。
免疫に対しては有酸素運動が有効的であるという報告が多数あり、週に数回、1回10~15分くらいでもそもそも効果は出るという、面倒くさがりにはありがたい報告もあります。
自律神経というものが大きく関与しておりますので、いつか紹介しようと思います。

まとめ ~最強のコロナ対策という説

みな寒いのはイヤですし、それはわれわれwe lab も同じです。
ただしジムに行かなくても家の中で体を動かすこともできます。

例えば座る時間を短くして立ってコーヒーを飲むだけでもいいですし、ソファでNetflixを見ながら足を動かすなどでも十分だと思います。

ちなみにコロナなどの感染対策で最も大事なのは、高い免疫力をキープしておくことだと思います。
空気中には無数のばい菌、ウイルスがいますから息を吸うたびに常に吸い込んでいるので、常に強い免疫により退治することが最強の予防策です。

最後に。
病院や薬に頼らない医療ノウハウを、日々の色々なことにお役立ていただけるよう今後も投稿していきます。