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断固抗議!ロシアはウクライナ侵略をただちに中止せよ 

 ロシアの軍隊が2月24日にウクライナに侵攻し、民間人を含めて多数の死者が出ています。今回のロシアの行動が国連憲章と国際法に明確に違反する侵略行為であることは明らかであり、私たち日本共産党は怒りを込めてロシアの行動を糾弾します。そして、ただちに侵略行為をやめ、ロシアの軍隊はウクライナから撤退せよと強く求めます。
 今回のロシアの行動は、プーチン大統領がいくら正当化したとしても、「主権の尊重」「領土の保全」「武力行使の禁止」などを義務付けた国連憲章に違反しています。国連憲章は2度の世界大戦を教訓として、他国への侵略を禁止し、紛争の平和的解決を国連の加盟国に義務付けています。プーチン大統領がいくら民族と歴史的な関係をあげたとしても、侵略を正当化することはできません。
 また、プーチン大統領はウクライナの東部地域の「要請」を受けての「集団的自衛」だと主張していますが、他国の地域の「独立」を一方的に承認して派兵することに何の道理もありません。
 さらに許しがたいことは、ロシアへの攻撃に核兵器で対応する姿勢を示したことです。これは、核兵器の先制使用も辞さないという最悪の威嚇行為です。日本は77年前、広島と長崎に原爆が投下され、一瞬に都市は破壊され、その年末までに20万人以上の命が奪われました。いまもなお苦しむ被爆者の願いは核兵器の廃絶です。このような核兵器による威嚇は絶対に許すわけにはいきません。
 いま何よりも重要なことは、世界中の国々と市民社会が「ロシアは侵略をやめよ」「国連憲章を守れ」この一点で、声を上げ、力を合わせることです。もちろんロシアへの経済制裁も必要ですが、世界中で「戦争反対」の声をあげて、プーチン大統領を包囲すること、これがロシアにとっては何よりもの打撃になると考えます。
 かつての2度にわたる世界大戦で、多くの人命が失われた体験から「もう人類は戦争はしてはいけない」との痛切な願いによって生まれたのが国連憲章です。その国連憲章にもとづく平和秩序がロシアの侵略によっていま根底から脅かされています。
 微力ではありますが、私もさいたま市議会で「ロシアのウクライナ侵略中止を求める議会決議」を提案して、さいたま市からも「戦争反対」「国連憲章を守れ」の声を届けたいと考えています。
 最後に、私たち日本共産党は、党が生まれた時から、一貫して戦争反対の旗を掲げ続けてきました。大政翼賛会だった時代の日本で戦争反対を訴え、アメリカによるベトナム侵略にも、ソ連の覇権主義にも反対してたたかってきました。
 私たち日本共産党は、反戦平和の党として、ロシアのウクライナ侵略反対の世論と運動を広げていくためにがんばりたいと思います。


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