20240105 羽岡仁コンサート 南青山MANDARA

 やきとりキングの営業は明日1月6日の午後より。どうぞよろしく。

 午前中に明日からの営業に備えてプライスカードの作り替え。価格改定する商品だけじゃなく全取替。

 業者から荷物を受け取ったあとで、行きつけの美容室でカット。美容師さんから面白い話をたくさん聞けた。

 夜は南青山MANDARAにてコンサート。
 羽岡仁というシンガーソングライターはご存知だろうか。70年代にデビューして今年50周年を迎える。作詞作曲家として郷ひろみやテレサ・テンなどに楽曲を提供。某アニメの主題歌シンガーとして知っている人もいるかもしれない。
 ぼくはそんな彼に、18才〜21才までアン・ミュージック・スクールの生徒として教えを受けてきた。その時期からの積み重ねの上に僕の音楽活動は成り立っていて、その中でも羽岡先生の影響はかなり受けている。
 とはいえそんなに多くの楽曲を知っているわけではなく、はじめて聴く歌がほとんどだった。74才とは思えないクリアで安定したハイトーンと、説得力ある語るような歌唱法、そして彼の宗教性にも通じる壮大な作品が、しっかりと言葉と音として耳から心に流れ込んできた。素晴らしい2時間のステージだった。
 今回なんでコンサートに行こうと決めたかというと、昨年相次いだミュージシャンの訃報の影響だ。人はいつか死ぬ。会いたいと思った時にはもういない、ということがこれから増えてくる。だから会いに行けるうちに会いに行かないといけないのだ。その想いの後押しで本当に良い経験が出来た。
 そして仕事かどうかは別にしても、先生のように長くシンガーとして活動していくんだ、という想いがさらに強くなった。
 不躾ながら手紙と自分の音源をスタッフさんに渡してきた。
 帰りにエントランスで挨拶出来た。「アン・ミュージック・スクールの生徒でした」と言ったら「どこかで見たことあると思った」と言われた。それは単にリップサービスなのかもしれない。だけど二十数年ぶりに言葉を交わすことが出来たことが僕にとって最高の瞬間だったことには違いはない。
 また明日から惣菜屋と音楽活動の日々がスタートする。今日いただいたエネルギーで満たしてしっかりと歩き出したい。


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