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2022年4月26日(火)☔ 弓指寛治「マジックマンチュリア」@スペースくらげ
間もなく会期が終わる弓指寛治個展「マジックマンチュリア」(4月末まで 東林間「スペースくらげ」)に今日のタイミングしか行けそうもなかったので、朝の仕込みを早めに取り掛かることで早めに離脱し、昼ごはんを食べてから出かけた。
西武池袋線、山手線、小田急線と乗り継いで初めての街「東林間」に到着。そこからスマホのナビゲーションを頼りにしばし歩く。
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スマートフォンは便利だ。便利すぎて下調べ不要、駅に着いた時にアーティストのTwitterで会場名を検索からのGoogleマップ。僕は比較的地図読みが得意な部類の人間だったはずだが、その能力はもしかしたらだいぶ衰えたかもしれない。利便性は人の能力の置き換えで考えるところとそうでないところを分けてくれた。ただそれによって使わなくなる能力もあって、動物的な何かは削がれていくのかもしれない。
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GoogleマップとGPSで迷うことなく到着。Google無しでは生きられない…なんてことなきようにしたいものだ。
さて弓指寛治「マジックマンチュリア」
2021年に銀座のGINZA SIX蔦屋書店にて開催された個展「マジックマンチュリア 導入」に続く、満州に渡った祖父から始まった物語。
今回は東宮鐵男による張作霖爆殺をテーマにし、それぞれが歩んできた足取りを弓指さんによりカラフルに描かれた。
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僕は歴史に詳しい訳ではない。だから満鉄の事件も事実として知ってる程度のことであった。その歴史の点でしかない事にも、僕達と同じようにこの世に生まれ、子供時代を過ごし、そして大人になっていった人達の人生が存在していることに気付かされる。満鉄で爆死した張作霖にも、満鉄を爆破するスイッチを押した東宮鐵男にも、そこに巻き込まれた多くの人にも、似たような人生が存在したのだ。そんな凡庸なことを思いながら鑑賞した。
圧巻だったのは最後に展示されていた2作品。
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左上に鳥が飛んでいるのが印象的だった。
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会期は月末まで。東長崎から1時間くらいで行ける場所なので、アート好き近代史好きはこのチャンスに見ておいた方がよいと思います。
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