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スイス旅行に行ってきた④ トゥーン・ツェルマット編
「スイス旅行に行ってきた グリンデルワルト後編」からの続きです。
前回のあらすじ。
アイガーグレッチャーからのハイキングで圧倒的な風景を浴びらせられつつグリンデルワルトへと戻ってきた我々。そこで偶然にもグリンデルワルトのお祭りと遭遇し、トラディショナル空間とパリピ空間を同時摂取し、大満足したのであった──。
5日目 トゥーンとツェルマット
前日遅くまでお祭りを楽しんでいましたが、その日は移動日。まずはインターラーケンの西にある、トゥーン湖の最西端にある街トゥーンへ行き、その次にツェルマットへの移動します。
そんな予定もりもりなので、早朝に起きてぱぱっとチェックアウトしました。
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穏やかな朝日を浴びつつインターラーケン・オストに着いたら、トゥーン行きの電車へと乗り換えます。
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ここからトゥーンへは約30分。そして。
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奥の時計塔は教区教会 高台にあります
着きましたトゥーン。
すごいきれいだトゥーン。
僕が勝手にイメージするヨーロッパという感じの街並みです。飛び出す絵本みたいな感じ。ルツェルンと同じ中世の面影を残していますが、また違った雰囲気。妻ちゃんもかなり興奮していて、明らかにカメラを撮る回数が増えています。
あとこんなにきれいなのに比較的観光客も多くはなく、さらに街の規模も大きくないので、ゆったりと歩いて見て回ることができます。
そんなトゥーンの風景を写真でどうぞ。
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お店屋さんが入っている建物が連なって建っています
てっぺんあたりにはひさしがあるのが特徴的
実はまだ特徴があって
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お店屋さんの出入り口はこの二階からになっています
(写真は一枚目から時間が進んでいます)
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通りを抜けると、高台への道を発見。
この高台を登ると、先ほど見た教会やこの街のランドマーク、トゥーン城があります。
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高台は石畳の道が続きます
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では早速先ほど見たトゥーン城へと行きます。
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トゥーン城は中に入れます。そして城の中と言えば、博物館。トゥーンの歴史を伝える博物館となっていました。撮影禁止だったので写真はありませんが、古い内装そのままで展示物が広がっていました。(日本語の解説はありませんでした)。
血なまぐさい部屋もありましたが、それも隠さず展示されています。こうもしなければあっという間に自分たちの住む地域が消えてしまう、そういう厳しい時代を教えてくれます。
もちろん先ほど我々を見下ろしていた塔も登れます。そこからはトゥーンが一望できます。そして奥にはグリンデルワルトの山々も。
さて少しトゥーンについて賢くなったあと、トゥーン城から教会へと向かいます。徒歩5分もないくらいに近い場所です。
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エメラルドグリーンの水面と雄大な山々
高台のエリアも歩いているだけで気持ちがわくわくするところばかりです。
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そういえばトゥーンに来てからずっと気になっていたものがあったので、そちらへと向かいました。その気になるものがあるエリアは、新市街のエリアでした。
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観覧車です。街中に小さな観覧車があったんです。中世の街並みに似合った、かわいらしい観覧車が。
そんなん気になるに決まってるやん。
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AUGEN AUFは目を開けろという意味だとか(ネット調べ)
観覧車見てってことなんですかね
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うあっ、なんて楽しそうな観覧車なんだ
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このゆるい感じ羨ましい
ちゃんと仕事をするときはしていました それでいいですよね
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悩むことなく観覧車へ乗りました。スイスで値段も気にせず飛び込んだのは、ここだけだったかもしれません(いや、そんなこともないです)。
この観覧車、ゴンドラは開放的ですし、なんと真ん中のポールを回すことで、ゴンドラも追従して回転するという仕組み。なので見える方向も一定ではなく、色んなところを見られるというわけです。
では、写真どうぞ。
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晴天で日差しの強さを感じます
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この観覧車、結構長い間乗せてくれます。僕はがんがんポールを回して、がんがん回転しながら妻ちゃんとわーきゃー言っていました。大満足です。
観覧車でここまではしゃいだのは初めてです。そんな30代。
観覧車が終わっても、まだトゥーンをぶらぶらします。
トゥーン湖とつながる、街を流れるアーレ川沿いに歩きます。
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トゥーンには二か所ほど水門がありまして、日本と違ってかわいらしい感じ。しかしトゥーンの水門にはまだ秘密があります。
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いいえ、これではないのです。水門の下流側、勢いよく水が流れている方向を見てみましょう。
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水門サーファーです。
水門から流れてくる激しい波に乗っています。海なし国スイスでも、サーファーがいます。彼らは乗れそうな波があればどこでも現れるのです。
日本だとめちゃくちゃ怒られそうな遊びですが、特に怒られたりもしていません。もちろん警察官もいません。この方以外にもサーファーはいて、順番で水門波を乗りこなしていました。
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これも当然注意も何もありません
めっちゃ自由。
サーファーだけではなく、水門の近くでは泳いでいる人もいました。その中には子供もいたような記憶があります。とにかく自由です。自己責任という考えが強いのだと思います(知らんけど)。
そういうことは置いておいて、とにかくスイスのみなさんは川や湖で遊ぶ人が多いです。このあとでもそういう人たちをいっぱい見ました。とにかくあれば入っておく。そんな感じ。僕も水着があればぜひ入ってみたいところ。
このあとはトゥーン美術館に少し立ち寄ったのですが、次の予定もあり入らずに建物だけを見学しました。またここも素敵な雰囲気でしたよ。
さあ次の予定はこれです。
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蒸気船でトゥーン湖を遊覧です。これに乗れば2時間ほどでインターラーケンに戻ることができます。時間のことを考えれば当然電車の方が早いのですが、こんな素敵な湖、船で見て回りたいに決まっているじゃあ、あーりませんか。
スイストラベルパスを持っていると、フリーパスです。乗り込みましょう。
席の予約はないので、空いている席がないと立ちっぱなしになります。我々は運よく空いている席を発見したので、そこに座りました。
汽笛が鳴って定刻通り出発。スイスは何でも定刻通り。
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一階は二等席
我々は二等席です(スイストラベルパスを二等席で取っていたため)
船内では蒸気機関が動いている様子が見られます。船員のみなさんも仕事に励まれています。
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そんなみなさんのおかげで船はエメラルドグリーンのトゥーン湖を進んでいけるというわけです。
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船の中には軽食やお酒を頼めるところ、さらに外の席ではランチを頼んで食べられる席もあります。我々は中で軽食を食べようと予定していましたが、なんやかんやで食べず、ずっと景色を眺めていました。
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湖畔はバカンスなみなさんです
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おとぎ話のお城みたいです
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そんな景色をトゥーン湖から見ることができます
ノンストップでインターラーケンに向かっているわけではなく、各地で停泊しています。その駅で降りる人もいれば、当然乗る人もいます。我々はインタラーケンまで向かっていますが、次乗ることがあれば、これでまた別の街へと行くのも楽しいだろうなあ、と。
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ケーブルカーで楽々山頂に行けるそうです
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シャッターが止まりません。ずっと眺めたくなり続ける景色ばかりです。ぜひ生で見ていただきたいです。トゥーン湖だけではなく、前の記事でも通ったブリエンツ湖も遊覧船があるので、ぜひ次はそちらも乗ってみたいです。
さて写真も載せていくとキリがありませんので、ほどほどに。
2時間の船旅もあっという間で、船は終点のインターラーケン・ヴェストに到着します。
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エメラルドグリーンの湖でしたが、川はやはり白っぽい色になっています
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インターラーケン・ヴェストから、またインターラーケン・オストへと向かっています。そこのコインロッカーに荷物を預けていますのでね。
結構すぐ、メイン通りを30分も歩かないくらいで着くくらいの距離感。街の雰囲気はザ・観光客の拠点、リゾート地という感じ。ホテルとお土産屋さんと、そういうものがたくさんあります。これまでのところと比べると、観光する街感はやや低め。
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ユングフラウがすごくきれいに見えるスポットとして有名なんだとか
あとパラグライダーの着地点みたいで、多くの人たちが下りてきていました
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というわけで日本庭園があります
このあとインターラーケン・オストから電車に乗り、ツェルマットに向かったのですが、途中の写真がまったくありません。なぜなら、もうずっとうとうとしていたからです。
朝早くから行動していればこうもなるでしょう。
というわけでインターラーケン・オストから約2時間半で最後の滞在地ツェルマットに到着です。アルプス登山の拠点、登山家たちの聖地の一つで有名な村です。
深い谷の中にあるので、高い山は見えないです。ある一つを除いては。
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ヴァリサーカンネ
さてホテルチェックインすれば、もう時間は20時前。晩ごはんを食べに行きます。調べていたメイン通り沿いのレストラン「ヴァリサーカンネ」に入ると、素敵な席を案内していただけました。
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この席を案内していただいた店員さんに、「はい、50スイスフランね」と言われたときはめちゃくちゃ焦りましたが、すぐにしっかり「ジョーク」と、スイスジョークをかまされてしまいました。
僕に余裕があれば、「hahaha、これが50なんて安いじゃあないか」みたいな返しができたんでしょうが、本当にびっくりしてスマートな返しができなかったことが悔しい──。
まあ、というくらいこの席めちゃくちゃ素敵でした。ありがたい。
ここで頼んだのは──
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チーズフォンデュでした。
やっぱりスイスといえばこれ! という気持ちでようやくです。パンだけで食べるところも多いのですけど、ここはじゃがいもと果物もあってなかなかのボリューム感。二人ならこれだけで十分なくらいです。お値段は30スイスフラン(日本円約4800円)ほど。
気になるお味は、
びっくりするほどおいしいです。
なんなんでしょう、すごく白ワインの風味が残っていて、かつそれが質のいいチーズとめちゃくちゃ相性がいいんですよね。
僕が知らないチーズフォンデュでした。日本でもこのくらいおいしいところがあるのでしょうけど、感動を覚える味でした。これならいつまでも食べられるというくらいです。重くないんですよね、不思議な軽さがあります。白ワインのおかげなんですかね。
最高の席で最高のチーズフォンデュ、さらに最高のお酒。ワインからビールへおかわりしてしまう始末。もうすでにツェルマット素晴らしいなという気持ち。
ごちそうさまをしたら、少し歩き、通称「日本人橋」へと向かいました。
ここで見るのは、先ほど書いた「ある一つの山」
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マッターホルンです。氷河が削ったとんがり。
いやあめちゃくちゃきれいですね。日本人橋というのも、かつてはこの橋から日本人観光客たちが集まってマッターホルンを見たり撮ったりしていたからだとか。
今では日本人は珍しくなったみたいで、我々しかいませんでした。中国、韓国の人が多かったですね。確かにほかのところでも「日本から来た」と言うと、「おーう珍しい」というようなリアクションが多かった気がします。
というわけで、本日の活動はここまででした。
トゥーンからツェルマット。中世の街から雄大な自然。ルツェルンから始まった旅は、まだまだ楽しみが続いていきます。
明日は未知の標高へと登りました。
では今回もまた長くなってしまいましたので、次の記事でそのことを書いていきたいと思います。お楽しみに。
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