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やる気スイッチだけではダメ?試験前の現実逃避から抜け出す環境づくり

こんにちは。タケイユウコです。
昨日のnoteにも書きましたが、今回も手話通訳技能認定試験挑戦にまつわるお話です。

中高生の時のころ、夕食後にテレビをだらだらとみていると、家族から「早く勉強しなさい」と怒られた人も多いのではないでしょうか。そんな家族の叱咤激励だけでなく、私には学校や塾、自分の部屋など勉強するための環境と機会が与えられていました。今思えばありがたい話です。

「いい大人」になってしまった私が勉強するために必要なものはたったひとつ。そう、「やる気スイッチ」を入れることだと思っていました。

対策本はある、過去問題集もある。友達が言ってくれたように、対策本を10回読んで、過去問題集をひたすら解けば、知識を得て出題の傾向がつかめることは間違いありません。
友達が見つけてくれた「やる気スイッチ」のおかげで「いける」と思っていたのですが……。

ものの見事にひっかかったトラップの数々と、私が確保した学習時間について今日は書きたいと思います。

離せないスマホ

人はいつからこれほどスマホに依存するようになってしまったのでしょうか。
対策本を読んでいる時に「ただ、時間を見るだけ」と思ったら最後、メール、LINE、Instagram等のチェックから、ネットサーフィンや動画配信サービスまで果てしなく触り続けてしまいます。
例えば、夕食後に1時間勉強できるかも!と思っても、実際に勉強にとりかかり始めるのは30分経過してから……といったこともざらにありました。

シンプルに睡魔

せめて30分でも!と対策本をひらくと、さっきまではっきりしていた頭がぼうっとしてきます。リビングでも寝室でも容赦なく襲ってくる睡魔。
好きな小説は一気に読めるのに!好きなドラマも延々観れるのに!ちょっと難しいなとか苦手だなと思っていることは私の脳が拒否反応を起こしていました。

中高生の時は授業中に寝ることは少なかったと記憶しています。ところが、社会人になってからは講演会などでウトウトする機会が増えました。興味のあることであれば起きていられるはずなんだけどな。

友達との飲み会

これは私の凡ミスです。まさか、試験の前日開催の交流行事に申し込んでしまうなんて(笑)。
前日は心静かにこれまでの学習の整理をしようと思っていました。
が、手話サークルの交流会だったこともあり、「景気づけや!」と参加しました。
コロナ禍でなかなか会うことができなかった試験を受けることを先輩や仲間に受験のことを打ち明けて、自分の気持ちを鼓舞することができました。
ただ、短い時間でおいとましようと思っていたので、ちょっとハイペースで飲んでしまい、前日の整理どころか、帰ってすぐにリビングの床で寝てしまいました。

もしも、参加していなかったら自宅でソワソワしていたかもしれないので、これはトラップとは言わないかもしれません。

カバンの中の整理

勉強しなければいけない時に、部屋の掃除を始めたり写真の整理を始めたりしたことはありませんか?高校生時代の私は、自分の部屋で漫画を1巻から読み返し、頑張っている娘を労うためにお茶を持っってきた母にばれるということを繰り返していました(笑)。

今回は、ふと通勤カバンの中身がごちゃごちゃしていることが気になり、入っているものを出して入れなおす、という作業を試験前日にやってしまいました。試験日にはもっていかないカバンなのに……。

現実逃避から戻ってくるために決めたこと

やる気スイッチは入ったはずなのに、自分が勝手につくったトラップにかかった私。勉強がうまく進まない、合格できるかなどの不安から現実逃避で楽しいことに時間を割いてしまったのだと思います。
そんな誘惑が多い環境でも、なんとか勉強するために私が決めたことは以下4つです。

  • 通勤時間はスマホを封印!対策本を読む

  • 職場の昼休憩を勉強する時間に充てる

  • 出かけるときは過去問をカバンにしのばせる

  • できなかった日は仕方ない!できた日は自分をほめよう

比較的誘惑に左右されないシチュエーションを勉強時間に設定した結果、平日の学習時間は1日1時間コンスタントに確保することができました。また、旅行や実家への帰省など、長い移動の日などはここぞとばかり対策本を読む時間に充てました。

さらに、「通勤電車に勉強している、ええやん」と思えたことは、モチベーションの維持につながりました。

受験勉強に必要なのは「やる気スイッチ+環境づくり」

今回の試験勉強をとおして、集中して勉強することの難しさを改めて感じました。「やる気スイッチ」には残念ながら持続する力がありません。そのためにも「勉強できる環境」が必要です。高校や大学受験に向けて勉強をしている生徒さんのやる気はもちろん、学校や塾、ご家族の協力が大きな力になることを実感しました。

社会人になると、環境は自分でつくらなければなりません。これから新しい勉強をしようとしている方は、自分の部屋、カフェ、通勤電車、お昼休憩の時間など、「ここならできそう」という場所を見つけておくことをおすすめします。
ちょっとくらい誘惑やトラップにかかっても良しとしましょう!きっとやらなあかん時は自分が一番よくわかっているはずですから。

本日も読んでくださりありがとうございました。

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